絵が描けず怒りを爆発させる娘…それでも自分と向き合う姿が泣ける漫画 「見習おう」
娘の「中間反抗期」について描いた漫画が話題に。猫の絵を兄のように上手に描くことができず、怒りを爆発させてしまう4歳の娘ですが…。
娘の「中間反抗期」について描いた漫画がSNS上で話題となっています。猫の絵を兄のように上手に描くことができず、怒りを爆発させてしまう4歳の娘。母はけっして怒らず、必要があれば手伝ってあげようとしますが、娘の態度に自分も爆発してしまい…という内容で、「ジーンとしました」「いろいろなことを思い出しました」「大人も見習おう」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
自分の感情と向き合おうとする娘の姿
この漫画を描いたのは、漫画家の枇杷かな子さん(ペンネーム)さんです。ツイッターやインスタグラムでエッセー漫画を発表する他、LINEスタンプ(変顔キッズ)などを手がけています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
枇杷さん「今は娘の爆発もほとんどなくなったのですが、当時はとても多く、私自身悩んでいました。ただ、ふと見せてくれた彼女の行動や心の一部がとてもいとしく感じたので描きました」
Q.娘さんが爆発するのは、どんなときが多かったのでしょうか。また、どれくらいで収束していましたか。
枇杷さん「他には、服がうまく着られなかったとき、用意した服が気に入らなかったときなどさまざまです。起こりそうだなと予感できるときもありましたが、予想外のときもありました。(時間は)私の体感時間が長く感じてしまっただけだと思うのですが、30分くらいだったと思います」
Q.枇杷さんが、穏やかに見守れるときとご自身も爆発してしまうときはどれくらいの割合だったのでしょうか。また、爆発するきっかけを教えてください。
枇杷さん「この時期はあまり穏やかに見守ることができず、穏やかが『4』、爆発が『6』くらいでした。もっと余裕を持って接してあげたかったです。
出先や夕飯を作っているときなど、焦っているときはイラっとしてしまうことが多かったです。爆発したときはなるべく別の部屋に行って深呼吸をし、その後、すぐ娘と話し合ったり、抱きしめたりしました。ただ、爆発してしまったことへの後悔で自分にもいら立ち、落ち込むという“負のループ”でした」
Q.娘さんが、イライラしている自分を何とかしたいと思っていることを知り、どのようにお感じでしたか。
枇杷さん「娘は娘で自分の感情と向き合おうと努力しているのだと気付き、いとおしく、その成長を見守っていきたいと思いました」
Q.子どもの中間反抗期に悩む親御さんに、アドバイスやメッセージをお願いします。
枇杷さん「子どものいら立ちに向き合いたいと思っても、何度も爆発されてしまうと気がめいってしまう方もいるかと思います。大層なことは言えませんが、ママさん、パパさんも充電しながら、この時期が一つの大切な思い出になるといいなと思います」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
枇杷さん「『すてき』というコメントを頂いたり、『うるうるしました』というご感想を頂いたりしてうれしかったです」
(オトナンサー編集部)
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