寛一郎、期待を裏切れる役者が理想 「予想を裏切る芝居したい」
映画「下忍 赤い影」主演の寛一郎さんに、アクションに挑んだ感想や理想の俳優像などを聞きました。

俳優の寛一郎さんが主演する映画「下忍 赤い影」。同作は、下忍から抜け忍となり、江戸で暮らしていた竜(寛一郎さん)は勝海舟(津田寛治さん)から、江戸に嫁いだ薩摩藩の姫・静(山口まゆさん)を奪い返し、国に届けるという任務を受けます。城からは、追っ手として琉球武術の使い手である下忍・尚(結木滉星さん)が迫ってくる、忍者アクション映画です。
オトナンサー編集部では、寛一郎さんに単独インタビューを実施。アクションに挑んだ感想や竜と似ているところ、理想の俳優像などを聞きました。
似ているのは、がさつなところ
Q.映画のオファーを受けていかがでしたか。
寛一郎さん(以下敬称略)「アクションが多い時代劇であると聞き、アクションも時代劇も未経験だったので出演してみたいと思いました」
Q.実際に、アクションに挑戦されていかがでしたか。
寛一郎「楽しかったです。坂口拓さん率いるアクションチームがあり、その人たちも素晴らしい人たちで、現場の1週間くらい前にアクションの練習をして挑みました。完成したものを見て『全然動けていない、課題がまだまだある』と思った作品でした。自分の中では悔しい思いをしましたが、またアクションに挑戦したいと思いました」
Q.竜と似ているところは。
寛一郎「がさつなところと、普段やる気のなさそうなところですね。やるときはやる男になれれば、自分自身でいいと思いますね。僕は面倒くさがりなんですよ。動くまでに時間かかるし、三日坊主だし(笑)」
Q.忍者には、どのようなイメージを持っていますか。
寛一郎「忍術を使い、まきびしをまく、黒い衣装を着ている。僕らの世代だと漫画『NARUTO-ナルト-』ですね。忍者イコールかっこいい、というイメージはあります。日の目も当たらないし、調べても著者は出てこないし、そんなミステリアスなところが魅力だと思います」
Q.結木滉星さんと共演した感想は。
寛一郎「好青年ですね。アクション練習から一緒にいたので、相棒みたいな感じでした。アクションもうまくて、滉星君に負けないよう頑張りました」
Q.アクション練習は、どれくらいされたのでしょうか。
寛一郎「撮影前に1週間やりました。スケジュールの関係で、坂口さん直々には教われなかったのですが、お弟子さんに教えてもらって何とか乗り切りました。運動は全然しないので、アクションができるのかと思っていました。撮影で毎日筋肉痛になっていました。部活ってこんな感じなのかなと思いながら練習していました」
Q.共演してみたい俳優さんは。
寛一郎「今、28~29歳くらいの俳優さんに好きな方々が多いので、その方々と共演したいです。いつかと言わず早いうちに共演したいです」
Q.目指す俳優像を教えてください。
寛一郎「いい意味で期待を裏切れる役者になりたいです。映画やドラマを見るとき、役者をやっていると、脚本を考え、カット割りや役者の芝居を見て、こう来るんだろうなという予想ができてしまうので、『こういう手があったんだ』と予想を裏切る芝居をできるのがいい役者だと思います」
Q.普段、リフレッシュにしていることは。
寛一郎「ゲームセンターに行くことです。ゲームが好きなんですよ。最近は、やる機会があまりないですが。煮詰まったときはゲームをしにいきます」
映画「下忍 赤い影」はDVDレンタル開始中。
(オトナンサー編集部)
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