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日本代表中継ラッシュ! “スポーツの秋”に賭ける民放各局の狙いと勝算とは?

日テレのラグビー中継は視聴率を取れるか

 一方、スポーツ中継が増えることでの不安は「本当に視聴率が取れるのか」。

 民放各局が営利企業である以上、高額な放映権料を支払っていることを含め、「視聴率を獲得できるか」は極めて重要。「東京五輪に向けた投資だから」という言い訳は通用しないのです。特に年間視聴率のトップ争いをしている日本テレビは、「プライム帯でラグビーを10日間放送する」という前例のない番組編成をしているだけに、不安視する声が少なくありません。

 ただ、民放各局はライバル関係であるものの、スポーツ中継に限っては「それなりの視聴率を取ってほしい」という気持ちがあり、局の壁を越えて各競技の選手たちを応援しているようです。

 スポーツ中継は基本的に民放各局のオリジナルコンテンツではなく、テレビ業界にとっての共有財産。放映権を巡るライバルである以前に、「スポーツシーンが盛り上がることで強力なコンテンツであり続けてほしい」という気持ちがあるのです。

 ちなみに先日、日本テレビと年間視聴率のトップ争いをしているテレビ朝日の社員に、「日テレのラグビーワールドカップを見るか」と尋ねたら、「もちろん見るし、日本はできれば準々決勝までは進んでほしい。日本戦はかなりの高視聴率が取れるだろう。ただ、他は難しそうだからトータルではトントンだと思う」と話していました。

 皆さんも、来年の東京五輪を予習するつもりで、今秋に放送されるスポーツ中継を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(コラムニスト、テレビ解説者 木村隆志)

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木村隆志(きむら・たかし)

コラムニスト、コンサルタント、テレビ解説者

雑誌やウェブに月間30本前後のコラムを寄稿するほか、「週刊フジテレビ批評」などに出演し、各局のスタッフに情報提供も行っている。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアー、人間関係のコンサルタントとしても活動中。著書に「トップ・インタビュアーの『聴き技』84」「話しかけなくていい!会話術」など。

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