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息子と保育園帰り…無性にイライラしたときに行くパン屋の漫画反響「出会いがうれしい」

保育園帰りによく立ち寄る場所を描いた漫画が話題に。2歳の息子と保育園から帰る途中、無性にイライラしているときは決まってパン屋さんに立ち寄る母は…。

保育園帰りによく立ち寄る場所を描いた漫画のカット=にふみん(nifumin)さん提供
保育園帰りによく立ち寄る場所を描いた漫画のカット=にふみん(nifumin)さん提供

 保育園帰りによく立ち寄る場所を描いた漫画がSNS上で話題となっています。2歳の息子と保育園から帰る途中、無性にイライラしているときは決まってパン屋さんに立ち寄る母。パン屋のおばちゃんはいつも、息子のことをかわいがってくれて…という内容で「うちにもそんな場所があります」「こういうお店を見つけたい」「出会いがうれしいですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

安らぎを与えてくれる人への感謝

 この漫画を描いたのは、会社員のにふみん(ペンネーム)さん(31)です。2歳になる息子の育児記録として、インスタグラムで漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

にふみんさん「息子が生後4カ月の頃からです。息子がかわいくてかわいくて、本当にかわいくて…プライベートのインスタグラムや家族アルバムに写真をアップしていたのですが、『まだ足りない、息子のかわいさをもっといろいろな人と共有したい!』という思いで、イラストを描き始めたのがきっかけでした。

今では、うれしかったことや悩みごと、育児グッズの話など、絵を通していろいろな人とコミュニケーションを取ることを楽しんでいます」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

にふみんさん「このパン屋さんのような、お母さんたちの心のとまり木というか安らぎの場になっているお店や人って、本人は気付いていなくてもたくさんあると思います。それこそ、電車の中でほほ笑みかけてくれたおばあさん、コンビニのおばちゃんとか。そんな人たちに感謝の気持ちを伝えたくて描きました。『あなたたちのおかげで、私は今日も子どもに笑顔でいられます』と。すごく遠回しな感謝の伝え方ですが(笑)」

Q.このパン屋さんには、どのくらいの頻度で通っているのですか。

にふみんさん「週2回は通っています。息子は毎朝、パンを食べているので、そのパンを買いに行きます」

Q.息子さんはパン屋さんについて、何と言っていますか。

にふみんさん「外出時はパン屋さんに通じる道を指差して『パン屋さん! 行く!』としきりに言います。息子にとっても居心地の良い場所になっているようでうれしいです」

Q.パン屋さん以外で、心の安らぎになっている場所はありますか。

にふみんさん「このパン屋さんの近くにあるカフェにもよく行きます。オーナーさんが子ども好きで、よく話しかけてくれるのがうれしくて、休みの日にはパン屋さんに寄って、買ったパンをカフェでリンゴジュースを飲みながら食べるのが定番コースです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

にふみんさん「『うちはコンビニが避難所です』など、ご自身の安らぎの場を教えてくださるコメントが多かったです。皆さん、そんな場所や人があるんだなあとうれしく思いました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

にふみんさん「育児には正解がないので、悩みながら手探りの日々が続いています。その作業はしんどいこともあれば、楽しいこともたくさんあるので、そんな気持ちに共感してもらえる漫画を発信したいです。他には旅行が好きなので、旅行に関する話をもっと描きたいですね。また、いつか似顔絵屋さんができたらいいなあと思っています」

(オトナンサー編集部)

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