逆転の発想! 子どもが散らかして汚い部屋のメリットを見つけた漫画 「考え方すてき」
子どものおもちゃでいつも汚い部屋を描いた漫画が話題に。おもちゃや文房具などが散乱し、母が掃除してもすぐ元通りになってしまう部屋。そのたびに落ち込む母でしたが…。

子どものおもちゃでいつも汚い部屋を描いた漫画「片付かない部屋のメリットを考えてみる」がSNS上で話題となっています。おもちゃや文房具などが散乱し、母が掃除してもすぐ元通りになってしまう部屋。そのたびに落ち込む母でしたが、視点を変えてみると…という内容で「勉強になります」「うちも散らかってます」「そういう考え方はすてき」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
“世紀の大発見”をみんなに教えたい
この漫画を描いたのは、ライター兼イラストレーターのウチノコ(ペンネーム)さん(37)です。「LITALICO発達ナビ」でコラムを連載中で、インスタグラムでは、5歳と3歳の息子の観察日記を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
ウチノコさん「2年半前、当時海外へ単身赴任していた夫に子育ての悩みや子どもたちの様子を知ってほしくて、描き始めました。時差と夫婦関係の悪化で会話もままならなかったので…。あ、今は仲良しです(笑)」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
ウチノコさん「世紀の大発見をしたんじゃないかと思って、『みんなに教えなきゃ!』と記録しておきました」
Q.子どもたちは「お片付け」について、どのように感じているのでしょうか。
ウチノコさん「長男は面倒そうですが、次男は褒められるために頑張ってくれます。夜は『おもちゃをおうちに帰す』というルールにしているのですが、こちらとしては片付けるよりも寝てくれた方が助かる日もあるので、時と場合によります。掃除機をかける前は、片付けてくれます」
Q.漫画を投稿後、変化はありましたか。
ウチノコさん「もちろん今も『ブルドーザー方式』です。最高に効率が良いです。最近、次男がお片付けに興味を持ってくれて少し助かっています。長男にはおもちゃの断捨離を推進中です」
Q.この他、「デメリットをメリットにした」エピソードはありますか。
ウチノコさん「左右違う靴下を履く変わった息子なので、片方紛失しても全く問題なく、経済的な上にイライラしなくなりました。また、勝手にふたが開く自動開閉式のトイレを怖がってトイレトレーニングが進まなかったのですが、『トイレってカバに似てるな』と思って『あれはカバだよ!』と教えたら、トイレに『こんにちは』とあいさつするようになり、喜んで入るようになりました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
ウチノコさん「『わが家も汚いです』というコメントは、男子ママから多く頂きました。また、『汚くてもいいことあるんだ、気持ちが楽になった』というコメントを頂いたり、『成長すると、おもちゃをよけて走るスキルを身につけます』という恐怖の真実を教えていただいたりしました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
ウチノコさん「子どもたちとの大変な毎日を、ほんの少し楽にする発想を記録しておきたいです。また、発達障害についての理解を深めてもらう漫画も描きたいと思っています。老後の趣味にと絵を習っているので、水彩画で子どもたちの似顔絵を真面目に描けるようになりたいです」
(オトナンサー編集部)
どうせ仕訳けて直してもぐっちゃぐちゃに出されるもんねw