「卑劣な犯罪なくなって」 見知らぬ人に追われて“ナイフ”を出された中学時代の漫画反響
中学時代の実体験を描いた漫画が話題に。夜の帰り道、背後から男性とおぼしき人に追いかけられていることに気付いた女性。気付かないふりをして近くのアパートに入りますが…。

中学時代の実体験を描いた漫画「ナイフを持った男の人に捕まった話」がSNS上で話題となっています。バス停から家に向かう夜の帰り道、背後から男性とおぼしき人に追いかけられていることに気付いた女性。気付かないふりをして近くのアパートに入りますが…という内容で「怖すぎる」「とっさの判断が素晴らしいです」「こういう卑劣な犯罪がなくなってほしい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
当時は“死ぬ”ということしか浮かばず…
この漫画を描いたのは、育児ブロガーのチカ母さん(33)です。主婦業をしながら育児絵日記を描いています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
チカ母さん「上の娘を妊娠中に在宅ワークを探していたとき、ブログ収入というものを知ったのがきっかけです。もともと絵を描くのは好きだったので、出産後に絵日記ブログを描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
チカ母さん「子どもが巻き込まれる事件が立て続けに起こっているので、微力ながら注意喚起ができればと思いました」
Q.実体験とのことですが、当時の心境や強く記憶していることを教えてください。
チカ母さん「そのときは、もう駄目だと思いました。“死ぬ”という考えしか出てきませんでした。特に覚えているのは、アパートの廊下に影が見えたときです。あれを超える恐怖はいまだにありません」
Q.この事件後、ご自身やご家族に何か変化はありましたか。
チカ母さん「私自身は背後を気にするようになりました。両親は、私が事件を思い出さないようにするためなのか、過度な心配や保護はしてきませんでした。周辺はパトロールなどが増えたのかもしれませんが、大人の領域のことは分かりませんでした」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
チカ母さん「『同じような体験をした』という方々から、とても多くのコメントを頂きました。そうしたコメントと漫画を見て『事件に巻き込まれる可能性は誰にでもあると再認識した』という声もありました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
チカ母さん「『中高生に知っておいてほしい妊娠・出産・子育ての話』を描きたいと思い、情報収集中です」
(オトナンサー編集部)
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