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ギネス19個! 「世界が尊敬する日本人」チェリー吉武は“逆輸入タレント”となれるか

今年の「世界が尊敬する日本人100人」に、イチローさん、羽生結弦さんらそうそうたる面々と一緒に選ばれたチェリー吉武さん。その能力や素顔に筆者が迫ります。

チェリー吉武さん(島田薫撮影)
チェリー吉武さん(島田薫撮影)

「ニューズウィーク日本版」で実施されている「世界が尊敬する日本人100人」が今年も発表されました。イチローさん、羽生結弦さんら、各界から納得の面々が並んでいます。ところがその中に一人、見慣れない顔が写っています。派手なタンクトップにヘアバンド、マッチョな志茂田景樹さんのようないでたち。お笑いタレントのチェリー吉武さんです。「誰?」と思われるかもしれませんが、「昨年、24時間テレビで公開プロポーズをして、たんぽぽの白鳥久美子さんと結婚した人」と言えば分かるかもしれません。

BBCの番組に6年間レギュラー出演

 そのチェリーさんが、なぜ、世界が尊敬する日本人に選ばれたのでしょうか。理由は、ギネス世界記録を日本一持っている人だからです。しかも、英国の公共放送BBCに6年間にわたってレギュラー出演しており、番組は世界100カ国以上で放送されています。

 英国はもちろん、イタリアの街を歩けば、子どもたちから「Mr.チェリー」と囲まれ、ドバイに行けば、石油王のような格好をした人たちにサインをせがまれます。どれも日本では見ない光景ですが、それもそのはず、残念ながら「100カ国」に日本が入っていないのです。日本ではレギュラーどころか、毎月清掃のアルバイトが欠かせない日々。

 チェリーさんは、一体どんな記録を持っているのでしょうか。取材に行くと、快くその技を見せてくれました。最も知られているのは「くるみをお尻でつぶす」こと。「30秒間で48個」「1分間で115個」と、くるみで2冠を達成しています。等間隔に置かれたくるみを「3、2、1、チェリーGO!」の掛け声とともに、右のお尻でテンポよく、一定のリズムを刻みながらきれいにつぶしていきます。

 見ているうちにできそうな気がしてきて、筆者も挑戦しましたがなかなか割れません。思っていたよりくるみは硬い、そして痛い。1つ潰すのに1分以上かかってしまいました。

 現在、チェリーさんが持っているギネス世界記録は19個あります。

「30秒間で最も多く付箋を体に貼った数(33枚)」
「1分間で箸を使って移動したビー玉の数(43個)」

 など。戸惑いを覚えますが、世界のライバルからは「人を楽しませる力がある」と認められているのです。

 日本では、ディーン・フジオカさんや大谷亮平さんのように、先に外国で活躍した後、日本で有名になった「逆輸入俳優」と呼ばれる人たちがいます。そう考えれば、チェリーさんは、英国からの「逆輸入タレント」になれる可能性が大いにあります。

 今後の展望を聞くと、「ギネス世界記録を増やすこと」だけでなく「競技内容を介護やリハビリに応用したい」と考えているそうです。座ったままでできる、箸を使う、指先を動かす種目が結構あります。脳の活性化に適しているかもしれません。

 実際にお会いして思ったことですが、彼はとても優しい。意外にも包容力さえ感じます。海外での活躍、逆輸入タレント、そして介護へと、この先もずっと世界から尊敬される人でいることを期待します。

(芸能リポーター 島田薫)

島田薫(しまだ・かおる)

芸能リポーター

東京都生まれ。帝京大学文学部卒業。在学中からイベント司会やナレーターのアルバイトに従事し、卒業後は大手損害保険会社に就職。その後、1年で退職し、テレビ・ラジオのリポーターに転身する。TBS系「モーニングEYE」、テレビ朝日系「スーパーモーニング」「ワイド!スクランブル」に出演。「ワイド!スクランブル」では、事件・芸能などのリポーターとして13年間、ほぼ毎日、取材活動を行う。フジテレビ系「バイキング」、朝日放送テレビ「おはようコールABC」「キャスト」、中京テレビ「キャッチ!」などに出演中。

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