小池徹平、父になって見えた新しい景色 仕事をする上で、意識に変化は?
ドラマ「リカ」に出演する小池徹平さんに、作品の見どころや演技への考え方、父親になった心境について聞きました。
連続ドラマ「奪い愛、夏」(AbemaTV)での“怪演”ぶりが話題を集めたほか、今年9月に第1子男児が誕生し、父親になった俳優の小池徹平さん。出演する東海テレビ・フジテレビ系オトナの土ドラ「リカ」(毎週土曜 後11:40)では、主演の高岡早紀さん演じる“純愛モンスター”雨宮リカから狂気的な愛情を向けられる、外科医の大矢昌史を演じています。
オトナンサー編集部では、小池さんに単独インタビューを実施。作品の見どころのほか、演技への考え方や父親になった心境について聞きました。
俳優生活17年、変化した演技への思い
Q.2002年に俳優デビューで、俳優歴17年ですが、演技への思いに変化はありますか。
小池さん(以下敬称略)「最初の頃は何も分かっていませんでした。普通ならワークショップなど芝居の勉強をした後に作品に臨むのですが、僕の場合、すぐに撮影に入ることになって現場で学んだんです。専門用語も分からず、もまれていましたね。ご一緒した役者さんたちから、いろんなことを盗んで育てていただきました。
徐々に徐々に要領がつかめてきて、お芝居に向き合えるようになって初めて、お芝居を楽しめるようになりました。最初は楽しいどころか、現場にいるだけで必死でしたから」
Q.最近では怪演ぶりが注目されました。演技をする上で大切にしていることは。
小池「自分が演じる役はどういう考え方をする人物なのかと、キャラクターの感情の流れを意識することを大事にしています。忙しい現場などでは、シーンごとにキャラクターの心理状態を台本に書き込んで、繰り返し確認しています」
Q.舞台でも大活躍されています。舞台とドラマの違いは何でしょうか。
小池「ドラマと舞台は別物ですね。お客さんに向かって芝居をするのか、カメラに向かって芝居をするのか。舞台はせりふが飛んでも、始まったら最後、止まらないですから。表現の仕方というか、芝居の大きさももちろん違います。劇場にもよりますが、舞台だと、チラっと見る目線芝居をしても伝わらないので、振り返ってみたり。オペラグラスが使われるような大きな劇場では、演技も異なります」
Q.9月には、お子さんが生まれました。心境の変化はありますか。
小池「視野が開けたというか、新しい景色が見えてきたというのが一番しっくりくる言い方ですかね。例えば、街を歩いていても、前だったら全然気にならなかった子ども向けグッズが目に留まったり、いつか子どもと一緒にここに行けたら楽しいだろうなとか、駅のホームでベビーカーを押しているお母さんを見かけて大変そうだなと思ったり。世の中の見えるものが非常に変わってきました」
Q.仕事に対する意識への影響はありましたか。
小池「いつも通り、やることはやります。ただ、まだリズムがつかめなくて大変ですね。家に帰っても子どもの世話をしたり、まずは、子どもにしてやれることを考えますから。仕事は確実にしますけど、仕事の時間や家族の時間、自分の時間に加えて、子どもの時間ができたので、限られた時間をどうすれば有効活用できるのか、まだつかめませんね」
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