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落ち込んで帰宅…息子がママの好きな歌で励ましてくれる漫画反響「もらい泣きしました」

落ち込んで息子に慰められたエピソードを描いた漫画が話題に。仕事が原因で、落ち込んで帰宅した母親でしたが…。

漫画「仕事でひどく落ち込んでしまった日」のカット=はちや(hatiyamaru)さん提供
漫画「仕事でひどく落ち込んでしまった日」のカット=はちや(hatiyamaru)さん提供

 落ち込んで息子に慰められたエピソードを描いた漫画「仕事でひどく落ち込んでしまった日」がSNS上で話題となっています。仕事が原因で、落ち込んで帰宅した母親。「あしょぼ」と言う息子に「元気がない」と伝えると…という内容で、「もらい泣きしました」「私も元気が出た」「息子さんを尊敬する」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

お母さんの好きな歌で励ます

 この漫画を描いたのは、兼業主婦のはちや(ペンネーム)さんです。インスタグラムで育児漫画を発表し、「育児は続くよどこまでも…」(宝島社)を出版しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

はちやさん「いつもは、仕事で疲れたり嫌なことがあったりしても、何とか気持ちを切り替えていたのですが、この日はかなり引きずってしまいました。こらえきれなくて泣いてしまったとき、息子が急に『ケ・セラ・セラ』を歌い出して。『お母さんの好きな歌で励ましてあげよう』と思いついたのだと気づき、息子の優しさを強く感じました。母を思いやれる子どもに成長しているんだと思うとうれしくて、また泣けました(笑)

子どもは庇護(ひご)すべき対象で、親はいつも強くあらねばみたいな、ちょっと背伸びした気持ちを持っていたのですが、母がすべてを提供したり奉仕したりするような一方的な関係ではもうないと感じました。息子の成長はいつも思っているより少し早くて驚いてしまいます」

Q.「ケ・セラ・セラ」は、よく一緒に歌っているのでしょうか。

はちやさん「車に乗ったときに聞いています。息子はトトロが大好きでいつもリクエストしてくるので、『トトロ』『ケ・セラ・セラ』を交互にヘビロテして大合唱しています。歌詞の意味はよく分かっていないようですが、『お母さんの好きな歌』と呼んでいるので、私にとって特別なものだと思っているのではないでしょうか」

Q.ダンスのBGMはDA PUMPの「USA」ですか。

はちやさん「そうです!(笑)この曲がかかると、何もかも忘れて踊りまくり、わが家の古い6畳間はダンスフロアと化します。最高のナンバーです」

Q.息子さんは「歌って踊って元気を出す」ことを誰に教わったのでしょうか。

はちやさん「通っている保育園で、いろんな歌や踊り、リトミックを通じて『体全部を使って気持ちを表現する』ということを学んでいて、この2年間で表現方法がとても豊かになったと感じています。日常の何気ないときに歌ったり踊ったりしています」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

はちやさん「たくさんのコメントを頂きました。育児をしていると、ままならないこともあり、疲れてしまいますが、そんな自分を癒やしてくれるのもまた子どもである、ということに共感していただけたと感じています」

(オトナンサー編集部)

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はちや

インスタグラム(https://www.instagram.com/hatiyamaru/)で育児漫画を発表し、2018年1月に「育児は続くよどこまでも…」(宝島社)を出版。現在「Conobie」(https://conobie.jp/user/5969)で連載中。

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