友達がいない娘のために…勇気を出して児童館デビューした体験漫画が「分かりすぎる」
勇気を出して児童館に行ったママについて描いた漫画が話題に。娘には、ぬいぐるみくらいしか「お友達」がいないため、「児童館に行かなくては」と決めた母でしたが…。

勇気を出して児童館に行ったママについて描いた漫画「初めて児童館に行った日」が、SNS上で話題となっています。娘には、ぬいぐるみくらいしか「お友達」がいないため、「児童館に行かなくては」と決めた母。ある日、勇気を振り絞って…という内容で「全く同じ経験しました」「分かりすぎる」「最後が!!」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
一大イベントのプレッシャー
この漫画を描いたのは、とまぱんさん(ペンネーム、29)です。イラストレーターとして活躍しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
とまぱんさん「小学生の頃から描いていました。その頃はキラキラ系の恋愛ものを描いていました(笑)大学進学で上京し、たまに実家へプレゼントを送るときに、手紙と家族の日常を描いた漫画も送っていました。大学でも、講義を聞かずに友達が登場人物の漫画を描いたり。ちなみに、タッチや内容の感じは今と全く同じです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
とまぱんさん「引きこもりがちの私にとって、児童館へ行くのは一大イベントです。娘のためにも行かなきゃというプレッシャーがありました。きっと、同じような気持ちのママさんもいるので共感してもらえたらうれしいなと思い、描きました」
Q.誰もいないことが分かった瞬間の気持ちは。
とまぱんさん「ママ友ができたり、何か発展があると思っていたので、今日も何も変わらないのかと思いました。そう思いながらも誰もいない安堵(あんど)感も少しありました(笑)」
Q.その後、児童館には行かれましたか。
とまぱんさん「はい。午前中に行ったので4組ほど親子がいてお母さん2人と話しました。充実感はありましたが疲れて、しばらく行っていませんでした。最近行ってみましたが、また誰もいませんでした(笑)」
Q.育児の悩みなどは、普段誰に相談していますか。
とまぱんさん「夫か母です。以前、同じく育児漫画を描いてる方とお会いし、いろいろな悩みを話せました。同じ悩みを持っていることを知り、とても安心しました。子育て中の方とお話しするのは参考になるし、とても楽しいです」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
とまぱんさん「『私も児童館に行ったら誰もいませんでした』というコメントが多かったです。私だけだと思っていましたが、意外と皆さん経験しているのだなと思いました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
とまぱんさん「子育て系を描いていますが、シュール系漫画も描きたいと思っています。大学の頃は高円寺でグループ展を開いて、絵本を出していたので、時間ができたら絵本も描きたいです。技術があれば動画もやってみたいと思っています」
(オトナンサー編集部)
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