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「家売るオンナの逆襲」小田玲奈Pに聞く 続編を決めた理由、そして北川景子の魅力

1月9日スタートの日本テレビ系連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」の小田玲奈プロデューサーに、最新作の放送を決めた理由や北川景子さんの魅力などを聞きました。

「家売るオンナの逆襲」(C)日本テレビ
「家売るオンナの逆襲」(C)日本テレビ

 1月9日、女優の北川景子さん主演の日本テレビ系連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」(毎週水曜 後10:00)がスタートします。「家売るオンナ」シリーズは、2016年5月期にシーズン1、2017年5月にはスペシャルドラマが放送され、中国ではリメイクが決定している人気ドラマです。最新作の放送を決めた理由や北川さんの魅力などを小田玲奈プロデューサーに聞きました。

シーズン1後「もう二度とやりたくない」

 独自の哲学で次々に家を売っていく“天才的不動産屋”の三軒家万智(さんげんや・まち)を主人公に、家を売ることで、客が抱える問題を大胆に解決していくコメディー作品。今回は、万智がシーズン1で退職した「テーコー不動産」に戻って来るところから物語が始まります。

「シーズン1とスペシャルで、『もう二度とやりたくない』というくらい力尽きました。その後、いろいろな人に見ていただけたことを知り、またやりたくなりました。北川さんも同じ気持ちでいてくれて、また頑張ってみようと」(小田さん)

 2017年12月ごろから本格的に動き始め、北川さんとも「絶対にパワーアップした作品を作りましょう」と誓い合ったそうです。

「“逆襲”は良いタイトルですよね(笑)。実は、今回の続編はタイトル先行なんです。インパクトが素敵だと。中身も決まっていない状態で、監督や関係者に『家売るオンナの逆襲』にしたいと相談して『面白い』とOKをもらえました。そこからイメージを膨らませ、万智の職場復帰やライバルの登場を考えました」

 万智は、敏腕の営業ウーマンで、類まれなる美貌を持つ半面、常に無表情で誰にもこびない性格。そんな万智を好演する北川さんは、昨年10月に生出演した「オールスター感謝祭」(TBS系)で、4分間まばたきをしないというチャレンジに成功。その間、北川さんの“真顔”がアップで放送され続けましたが、「画が持つ」と話題になりました。

「万智というキャラクターに対して、北川さんの中に迷いがない。それが演技に出ていると思います。彼女の真顔も前作よりパワーアップしています。目力ということではなく、大河ドラマなどさまざまな経験によって醸成され、より豊かで深みが増しています」

 脚本は、「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系)などを手がけ、ラブストーリーの名手と称される大石静氏が担当します。

「シーズン1の後、大石さんは『こういうドラマも書けるとアピールできてうれしい』とおっしゃっていました。『大恋愛』とは全く違う作品だと感じてもらえる仕上がりです。大石さんの素晴らしさである、一つ一つの生きたせりふは本作でも爆発しています」

 現代の社会問題を巧みに取り入れたストーリー展開も見どころ。シーズン1では、引きこもりや熟年夫婦の離婚、働く女性の結婚観などが描かれました。シーズン2でも、その要素は健在だそうです。

「例えば、炎上系YouTuberやネットカフェ難民、LGBTなどを扱います。それぞれ監修の方の意見を取り入れながら制作しているので、正直大変ではありますが、世の中の言いづらい事柄を表現すること、それこそドラマを作る意義だと思っています」

 連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」は1月9日より放送開始(※初回は10分拡大)。

(オトナンサー編集部)

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