受注がなく自信喪失した営業マン時代の漫画 ある店長との出会いが…「ウルっときた」と反響
求人広告営業マン時代のエピソードを描いた漫画が話題に。営業1年目で受注が取れず、自信を喪失していた作者でしたが…。

求人広告営業マン時代のエピソードを描いた漫画「えりたの絵日記」シリーズがSNS上で話題となっています。営業1年目で受注が取れず、自信を喪失していた作者。ある日、たまたまファストフード店に入り…という内容で、「ウルっときた」「自分のことのようにうれしい」「やる気が出た」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
新人営業マンにエールを送りたい
この漫画を描いたのは、漫画家・イラストレーターのえりた(ペンネーム)さんです。元求人広告営業マンで、新卒で広告代理店に入社してからの挫折と成長を描いたお仕事コミックエッセイ「えりたの絵日記」をインスタグラムに投稿しています。
著書に「地元で広告代理店の営業女子はじめました」「社会人4年目、転職考えはじめました」(いずれもイースト・プレス)があります。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからですか。
えりたさん「2016年9月ごろからインスタグラムで漫画を描き始めました。広告代理店の営業マン時代につらいことや楽しいことがたくさんあったので、SNSを通して誰かと気持ちを共有したかったのがきっかけです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
えりたさん「新人の営業さんにエールを送りたかったからです。経験やスキルがなくても、受注につながるチャンスはあると思います」
Q.営業マンにとって、対人関係のポイントはどこにあるとお考えですか。
えりたさん「もちろん、営業マンは受注することが仕事ですが『目の前のお客様の悩みに向き合い、一緒に解決したい』という気持ちを持つことで、お客様との距離が縮まるのではないかと思っています」
Q.その後、この系列店舗からも受注できたのでしょうか。
えりたさん「はい、県内の他店舗様からも受注を頂くことができました」
Q.店長さんとは、この後も交流が続きましたか。
えりたさん「それが、初受注の直後に他県へ異動されてしまいまして…ですが、たまにお電話を頂いたり、本社の方を紹介してくださったりと何かと気にかけてくださり、うれしかったです」
Q.営業職の面白さや魅力について教えてください。
えりたさん「名刺一枚あれば、街中のあらゆる会社・お店に営業がかけられることです。もちろん、嫌がられることも多いですが(笑)たくさんの方と知り合い、出会い、悩みを解決して、感謝されて。出会いの数だけ、成長できたように思います」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
えりたさん「新人営業の方からは『勇気をもらえた』『明日からまた頑張ります』などのご意見を頂きました。中堅営業の方からは『決裁者でない人に営業をかけることに驚いた』というご意見もありました。ごもっともです…」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
えりたさん「仕事で悩んでいる新社会人、社会人の皆さんの背中をちょこっと押せるような漫画を今後も描いていきたいです。今後も営業職や社会人ならではの“あるあるネタ”や失敗談、悩みなどを赤裸々につづっていきたいと思います」
(オトナンサー編集部)
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