“今年の顔”King & Princeは、なぜここまで人気になったのか
今年、ジャニーズ事務所から4年ぶりとなるCDデビューを果たし、「Yahoo!検索大賞2018」大賞を受賞するなど、活躍が目覚ましかったKing & Prince。その人気の理由に迫ります。

「Yahoo!検索大賞2018」で大賞とアイドル部門賞をダブル受賞し、“今年の顔”となったアイドルグループ・King & Prince。平野紫耀さん、永瀬廉さん、高橋海人さん、岸優太さん、神宮寺勇太さん、岩橋玄樹さんによる6人組で、今年5月、ジャニーズ事務所から4年ぶりとなるCDデビューを果たしました。
全員がセンターのポテンシャルを持つ異例さ
デビューシングル「シンデレラガール」は、初週売り上げ57.7万枚の大ヒット、2ndシングル「Memorial」も同40.1万枚を売り上げました。デビューシングルから2作連続の40万枚超えは、KAT-TUN以来約12年ぶり、史上2組目の快挙です。
大みそかの「NHK紅白歌合戦」の初出場も決まっており、キンプリはまさに、飛ぶ鳥を落とす勢い。彼らの人気の理由について、芸能リポーターの駒井千佳子さんは、「ジャニーズ事務所の力の入れ具合が違った」と振り返ります。
「ジャニーズ事務所はここぞという時、レーベルを設立します。Jr.時代から人気があったKinKi Kidsがデビューする際には『Johnny’s Entertainment』を、KAT-TUNのデビューでは『J-One Records』を設立しました。また、ポニーキャニオンからデビューした嵐も、契約終了後は、プライベートレーベルとして『J Storm』を立ち上げています」
「今回はキンプリのために、ジャニーズ事務所とユニバーサルミュージックが協力体制を作り、新レーベルとして『Johnnys’Universe』を立ち上げました。世間へのアピールの意味も込められていて、事務所の力の入れようが分かります」
駒井さんによると、CDリリースのタイミングも絶妙だったといいます。
「デビューシングルが『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)の主題歌に起用されました。主演の杉咲花さんの相手役として平野くんが出演しており、主題歌もドラマを盛り上げる良いタイミングで流れました。お母さん世代も含めて、ドラマをきっかけに多くの人がファンになりました」
一方で、メンバーの俳優としての活躍も目立ちます。平野さんは「花のち晴れ」に出演した他、映画は「honey」「ういらぶ」に主演。永瀬さんも主演作の映画「うちの執事が言うことには」(2019年)の公開を控えており、岸さん、高橋さん、神宮寺さん、岩橋さんもドラマ主演の実績があります。
「グループ名の通り、全員が白馬に乗った王子様のようで、キラキラしています。世の中が欲しているものを自然体で持っており、そのキャラクターに魅了されてしまう。それぞれがJr.時代から目立っており、センターのポテンシャルを持っています。主役になれる人材だけが集まったグループは、ジャニーズの中でも特異な存在です」
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