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V6、デビュー25周年 「それぞれがその道の探究者」であることの魅力

今年、デビュー25周年を迎えたV6。メンバー脱退や活動休止が相次ぐジャニーズ事務所において、変わらない活躍を続ける彼らの魅力を探ります。

ジャニーズ事務所(2020年5月、時事通信フォト)
ジャニーズ事務所(2020年5月、時事通信フォト)

 今年、デビュー25周年を迎えたアイドルグループ・V6。2016年のSMAP解散以降、V6の前年にデビューしたTOKIOは山口達也元メンバーの脱退に加え、長瀬智也さんが2021年4月でのジャニーズ事務所退社を発表。後輩グループの嵐も2020年をもって活動休止を発表するなど、近年、メンバーの脱退や活動休止が相次ぐ同事務所において、デビュー以来、メンバーが替わることなく、活動休止をすることもなく稼働し続けてきたV6というグループの存在が、改めてクローズアップされています。

 メモリアルイヤーである今年は、9月23日に52枚目のシングル「It’s my life / PINEAPPLE」をリリース。各局の音楽番組への出演も相次ぎ、今年4年連続となるスペシャル番組「V6の愛なんだ2020」(TBS系)の放送も決定するなど、グループとしての活動も精力的に続けています。

2005年からは個人活動も本格化

 そもそも、V6は1995年に開催された「バレーボールワールドカップ」のイメージキャラクターとして結成。坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さんの年長3人組「20th Century」と、森田剛さん、三宅健さん、岡田准一さんの年少3人組「Coming Century」で構成されています。

 デビューシングル「MUSIC FOR THE PEOPLE」を皮切りに、「MADE IN JAPAN」「愛なんだ」「WAになっておどろう」などのヒット曲を連発。1997年にはレギュラー番組「学校へ行こう!」(TBS系)の放送が開始されるなど、グループの認知度を高めながら、人気を獲得していきました。

 そして、デビュー10周年を迎えた2005年。「10周年を機に、それまでのグループ活動に加え個人活動が本格化し始めました」(芸能リポーターの駒井千佳子さん)。

 グループ最年少の岡田さんは俳優として数々の作品に出演。2014年にはNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で主演を務め、2015年に行われた「第38回日本アカデミー賞」では、映画「永遠の0」で最優秀主演男優賞を受賞するなどの活躍を見せます。

 リーダーの坂本さんはミュージカル俳優としての地位を確立し、多くの舞台に出演。森田さんも舞台への出演が目立ち、2011年に主演を務めた舞台「金閣寺」は米ニューヨーク公演を成功させました。

 井ノ原さんは2010年から8年間、朝の情報番組「あさイチ」(NHK総合)の初代キャスターを務め、以降、「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)や「第66回NHK紅白歌合戦」などで司会者として活躍。長野さんは調理師免許や野菜ソムリエの資格を持ち、自身のグルメ本も出版するなどグルメ関係での露出が目立ちます。

 三宅さんは2014年4月から、「NHKみんなの手話」(NHK・Eテレ)でナビゲーターを務め、その後もパラリンピック番組のメインパーソナリティーを担い、手話を生かした活躍が続いています。

 メンバー6人がそれぞれの武器を持ち、それぞれの場所で輝きを放ち続けています。

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駒井千佳子(こまい・ちかこ)

芸能リポーター

山梨県生まれ。フェリス女学院短期大学家政学科卒業。卒業後、アパレル企業のOLを経て、テレビ朝日甲府支局で記者兼リポーターに。その後、TBS「スーパーワイド」のリポーターとして、ワイドショーに出演するようになる。ジャニーズ事務所のタレントや氷川きよしなどの密着取材をはじめ、相撲担当として若乃花、貴乃花らを取材した経験もある。読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」、フジテレビ「ワイドナショー」、朝日放送「おはよう朝日 土曜日です」などにレギュラー出演中。

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  1. Govno