10月から「社保適用拡大」の対象が「101人以上」の企業に…「知っていた」のは何割? 500人超調査
調査機関「しゅふJOB総研」が9月12日、「社会保険適用拡大」をテーマに実施したアンケートの結果を発表しました。
ビースタイルホールディングス(東京都新宿区)が運営する調査機関「しゅふJOB総研」が9月12日、「社会保険適用拡大」をテーマに実施したアンケートの結果を発表しました。
2022年10月から、社会保険適用拡大の対象が従業員数101人以上の企業へと広がり、従業員101人~500人の企業では、週の所定労働時間が「20時間以上」(これまでは「30時間以上」)などの条件を満たす人が、新たに社会保険に加入することになります。同社サイトの登録者に、対象企業の拡大を知っていたかどうか尋ねたところ、「知っていた」が50.6%、「知らなかった」が49.4%と、ほぼ半々という結果になりました。
「知っていた」「知らなかった」ほぼ半々に
調査は7月12日~同19日、同社サイト登録者のうち主婦・主夫層を対象にインターネットリサーチで行い、510人から有効回答を得ました。
続いて、「社会保険適用拡大の対象企業が従業員数101人以上に拡大されると、あなたが仕事する際の希望条件に影響はありますか」と複数回答で聞いたところ、「希望条件に影響はない」が45.1%と最多で、「今より給与を高くしたい」が24.1%で続きましたが、「制度をよく知らないので分からない」と戸惑う人も16.5%いました。
2024年10月には、対象企業が51人以上へと、さらに広がりますが、「そうなった場合、あなたが仕事する際の希望条件に影響はありますか」と複数回答で聞いたところ、こちらも「希望条件に影響はない」が46.5%と最多で、「今より給与を高くしたい」が21.0%で続き、「制度をよく知らないので分からない」が16.5%という結果でした。
しゅふJOB総研研究顧問の川上敬太郎さんは「制度がよく分からないという声も少なくなく、社会保険加入の条件やメリット・デメリットに関する、より丁寧な周知が必要」とコメントしています。
(オトナンサー編集部)
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