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KDDI、大規模通信障害で3589万人に一律200円返金 社長は報酬20%3カ月分返上

7月上旬に発生したKDDIの大規模通信障害について、同社が7月29日に記者会見を行い、契約者に対する補償内容などを発表しました。

KDDIが通信障害について、ホームページ上でも謝罪(KDDIのホームページより)
KDDIが通信障害について、ホームページ上でも謝罪(KDDIのホームページより)

 7月上旬に発生したKDDIの大規模通信障害について、同社の高橋誠社長らが7月29日に記者会見を開き、契約者に対する補償内容などを発表しました。返金総額はおよそ73億円に上ります。

返金総額は73億円

 高橋社長は、通信障害期間(7月2日午前1時35分から7月4日午後3時まで)にスマホや携帯電話、ホームプラス電話を契約していた3589万人に対して、「おわび返金」として一律200円(税抜き)を請求額から減算すると発表しました。

 また、契約約款に基づき、通信障害期間中、24時間以上連続で全ての通信サービスを利用できなかった人など271万人を対象に、契約の料金プランの基本使用料などの2日分相当額を請求額から減算することも明らかにしました。おわび返金と契約約款に基づく返金の総額は約73億円に上ります。

 8月中旬から、対象者にSMS(ショートメッセージ)や請求書などで知らせ、9月以降に減算を開始します。

 高橋社長は、自身を含む関連役員9人が報酬を自主返上すると発表。高橋社長は報酬の20%を3カ月分返上するとしています。

KDDIによると、通信障害期間中、音声電話で約2278万人、データ通信で765万人以上に影響が出ました。

(オトナンサー編集部)

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