不燃ごみ? それとも粗大ごみ? 壊れた傘はどうやって処分する?
壊れた傘は、どのように捨てるべきなのでしょうか。自治体の担当者に聞きました。

台風接近時など雨風が強い日、「傘が壊れた」という経験はありませんか。そんなとき、壊れた傘をどのように捨てるべきなのか迷う人も多いのではないでしょうか。「不燃ごみとして捨てる」「傘布と骨組みに分解してから捨てる」など、自治体によって捨て方が異なるようで、事前に確認しておく必要があります。傘を捨てるときは、どのように分別したらよいのでしょうか。各自治体の担当者に聞きました。
「粗大ごみ」扱いのケースも
まず、千葉市と横浜市にそれぞれ問い合わせました。
「傘は、『不燃ごみ』に分類しています。そのため、他の不燃ごみと一緒に10リットルまたは20リットルの不燃ごみ指定袋に入れて出すことができます。傘は袋からはみ出しても問題ありませんが、他の不燃ごみがはみ出さないように入れた上で、口を縛ってから出してください」(千葉市の担当者)
「サイズを問わず、傘は『燃やすごみ』もしくは『小さな金属類』(横浜市のごみの分類の名称)として出すことができます。骨組みがプラスチック製の傘は分解せずに燃やすごみ、骨組みが金属製の傘は、布、ビニールなど取り外しが可能な部分は燃やすごみ、取り外せない部分はそのまま骨組みと一緒に小さな金属類として出してください」(横浜市の担当者)
一方、素材やサイズによっては、粗大ごみとして出すよう、ルールを定めている自治体もあります。例えば、相模原市の担当者は次のように話します。
「傘布が外せない場合や、骨組み(芯)が金属製以外の場合、長さ50センチ以上の傘は『粗大ごみ』、50センチ未満の傘は『一般ごみ(資源や粗大ごみを除いた台所の生ごみプラスチック製品、小型電気製品など)』として出すようにお願いしています。
なお、傘の骨組み(芯)が金属製の場合(持ち手部分は金属製以外の素材でも可)、傘布と骨組みに分解した後、傘布は一般ごみ、骨組みは、広がらないようにひもで縛った上で『金物類(相模原市のごみの分類の名称)』にそれぞれ分別してもらいます」
ところで、駅のごみ箱に壊れた傘が捨てられているのを見掛けることがあります。この場合、どのように処分するのでしょうか。JR東日本広報部に聞いたところ、「駅のごみ箱に捨てられた傘は、当社のグループ会社が集約して『燃えないごみ』に分類後、産業廃棄物として処分しています」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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