Xmasプレゼントとバレそうになり…ピンチを救った配達員に「ヤマトファン賞を」の声、どんな賞?
ヤマト運輸のドライバーが荷物配達時に取った行動がSNS上で話題に。子どもにクリスマスプレゼントだとバレないように振る舞ったことへの称賛の声ですが、その中で「ヤマトファン賞」への言及が。一体どんな賞でしょうか。
SNS上で昨年末、宅配大手・ヤマト運輸のドライバーが荷物配達時に取った行動が話題となりました。投稿者によると、子どもへのクリスマスプレゼントが届き「それは何?」「何が来たの?」と質問されてしどろもどろになっていると、ドライバーが「間違えた、お隣さん宛てだ」「外に置いておくので後で中に運んでください」とその場を取り繕ってくれたとのこと。この“神対応”について「素敵な話」「グッジョブ」「ヤマトファン賞というものがあったはず」などの声が上がりました。
数多くの指摘があった「ヤマトファン賞」とはどのような制度なのでしょうか。ヤマト運輸広報戦略部に取材しました。
受賞者は年間約1万人に上る
担当者によると、ヤマトファン賞は2004年8月に創設。「クロネコヤマトの宅急便」の生みの親である小倉昌男さんが、「褒める」文化を大切にするよう社員に呼びかけていたことに由来します。
古くから同様の取り組みはありましたが、本社に電話やメールが来た内容だけを表彰するものでした。しかし2004年8月以降、全国の拠点に寄せられた利用客の「お褒めの言葉」も反映させるものへとリニューアル。電話やメールなどで「お褒めの言葉」をもらった社員の中から、年間約1万人が受賞しているといいます。
利用客の「お褒めの言葉」の内容として最も多いのは、セールスドライバーやゲストオペレーターの接客応対に関するもので、その例は以下の通りです。
<いつも時間通りに、笑顔で丁寧に荷物を届けていただきありがとうございます。受け取り時間の急な時間変更など迅速な対応に感謝しています>
<配達・集荷ともにいつも気持ち良く対応してくださるので、来てくださるのを楽しみにしています>
「そのほか、街で困っている方にお声掛けしているところを、お客様がわざわざ本社にご連絡くださったり、応対に関して褒めていただいたりと内容は多岐にわたります」(担当者)
ヤマトファン賞の受賞者には、表彰状と記念バッジを贈呈。現場の第一線で働く社員のモチベーション向上につなげることを意識しているそうです。
ちなみに、ヤマト運輸では全社的な取り組みとして、全国の宅急便センターの優れた取り組みを表彰する賞や、勤続を表彰する賞などもあります。
(オトナンサー編集部)
コメント