午前0時過ぎから20回も「誤配信」…神奈川県の緊急速報メールが東京都内に届く理由は?
他の通信会社は?
緊急速報メールの配信について、他の通信事業者はどのように対応しているのでしょうか。ソフトバンク(東京都港区)に聞きました。
Q.緊急速報メールは、どのようなときに届くのでしょうか。また、機内モードのような通常はネット接続ができない状態でも届くのでしょうか。
担当者「緊急速報メールは、地震、津波、大雨、暴風、噴火などの自然災害発生時や、武力攻撃や大規模テロなどの国民保護に関する事態が発生した場合に、国や地方自治体から配信されます。当社の場合、iPhoneやAndroidスマートフォン、3Gケータイ、4Gケータイで受信可能です(一部機種を除く)。一方、iPadなどのタブレットでは受信できません。
なお、電源を切った状態のときや、機内モード時は受信できません。また、受信できなかった緊急速報メールは、電源の起動時やネットの接続時に再送はされません」
Q.神奈川県が16日未明、県内の16の市や町に誤って配信した緊急速報メールが、東京都の一部地域にも届いたようです。なぜなのでしょうか。
担当者「緊急速報メールは、配信する自治体のエリア全体に配信されますが、その際、基地局の配置の関係上、市境にかかる隣の市区町村に配信されてしまうことがあるからです。実際に、川崎市から配信された緊急速報メールが、隣接する東京都大田区や世田谷区にも届いたケースがあったようです」
Q.では、緊急速報メールは「○○市の沿岸地域にのみ送る」など、配信地域を細かく指定できないということでしょうか。
担当者「例えば、横浜市のように沿岸に面している区単位(鶴見区・神奈川区・中区・磯子区など)を指定することは可能です。ただし、隣接する内陸の区の一部エリアにも配信されてしまうことがありますし、『横浜市中区の山下町付近だけ』など、ピンポイントでのエリア指定はできません」
Q.緊急速報メールのサービスは、基本的にソフトバンクの契約者が対象なのでしょうか。それとも、ワイモバイルのような御社のサブブランドや、ソフトバンクの回線を利用する他社の格安SIMサービスの契約者も対象なのでしょうか。
担当者「緊急速報メールは、ソフトバンクだけなく、LINEMO(ラインモ、ソフトバンクの廉価版の料金プラン)やワイモバイルの回線でも受信可能です。MVNO事業者(仮想移動体通信事業者)さまでの受信可否につきましては、各事業者さまに確認してください」
楽天モバイル(東京都世田谷区)にも聞きました。
Q.緊急速報メールのサービスについて、教えてください。機内モードでも届くのでしょうか。
担当者「当社の緊急速報メールは、気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報、特別警報、国や地方自治体が配信する災害・避難情報を、対象エリアにいるお客さまに一斉配信するサービスです。
パケット通信とは違う通信方式を用いており、通信混雑などの影響を受けにくい仕様となっていますが、通信障害により配信ができない可能性があります。例えば、携帯電話の電源を切っている場合や通話・パケット通信中は受信できない場合があります。また、機内モード時や電波の届かない場所(トンネル、地下など)、電波状態の悪い場所にいた場合についても、受信できない場合があります」
Q.緊急速報メールは、「○○市の沿岸地域にのみ送る」など、配信地域を細かく指定できないのでしょうか。
担当者「配信時は、基本的に管轄省庁が対象地域を市町村単位で指定するため、市町村よりも小さい範囲で配信することはできません。また、基地局のカバーエリアなどの関係で、対象区域の隣接地域にお住まいの人が緊急速報メールを受信する場合があります」
Q.地域によっては緊急速報メールが配信されないこともあるのでしょうか。
担当者「当社が提供するサービスエリアには、楽天回線エリア(楽天モバイルの基地局の電波を利用するエリア)と、パートナー回線エリア(KDDIの基地局の電波を利用するエリア)があり、楽天回線エリアの利用者には楽天モバイルから、パートナー回線エリアの利用者には、KDDIからそれぞれ緊急速報メールが配信されます。
なお、楽天回線エリアでは一部配信に対応していない地域もあり、今後も配信地域の拡大に努めていきます。災害・避難情報の配信可能な地方自治体は、当社ホームページで確認できます」
(オトナンサー編集部)







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