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“レモン”を使って電子レンジ内をピカピカにする裏ワザが話題に「試したい」「香りがよさそう」

耐熱ボウルに水を入れ、レモンを絞ってレンジで加熱、放置した後、布巾で拭くと油汚れがピカピカに――。このようなレンジ掃除の裏ワザがSNS上で話題となりました。実際に有効なのでしょうか。

レモンを使うとレンジが簡単にキレイに…?

 SNS上で先日「レモン」を使った掃除術が話題となりました。実際に試したという投稿者によると、この方法は「掃除」がテーマの漫画で紹介されていたもので、「耐熱ボウルに水を張り、そこにレモンを絞る(絞った後の皮も入れる)」→「そのボウルをレンジで3分ほど加熱後、数分放置」→「レンジ内を布巾で拭く」と、レンジ内の油汚れが落ちてピカピカになるそうです。これについて「早速試したい!」「レモンの香りがよさそう」など、さまざまな声が上がりました。

 このレモンを使った方法は実際に有効なのでしょうか。オトナンサー編集部では、日本ハウスクリーニング協会指導員の浦野清美さんに聞きました。

レンジ内の油汚れはレモンと同じ酸性

Q.このレモンをチンする掃除方法は実際に有効でしょうか。

浦野さん「結論からいうと、レモンをチンする方法で電子レンジ内の汚れが劇的に落ちることはありません。電子レンジ内の主な汚れは、食品を温めた時に飛び散る油汚れです。油汚れは酸性ですが、このタイプの汚れに効果を発揮するのはアルカリ性の成分であり、油汚れと同じ酸性のレモンに含まれる成分で、汚れをしっかり落とすことはできません。しかし、投稿にある方法でも汚れを拭き取りやすくなることは事実でしょう。ただし、それはレモンの成分が汚れに作用したというよりは、単純に、熱や湯気が油汚れを浮かせることによるものです」

Q.電子レンジ内の油汚れを落とすのに効果的な方法を教えてください。

浦野さん「電子レンジ内の油汚れは酸性であり、この汚れには、アルカリ性の『重曹』を使うのが効果的です。500ミリリットルサイズのペットボトルに、50~60度のお湯と重曹(大さじ1)を入れてよく混ぜ、掃除用ブラシやスポンジにつけて汚れを拭き取ってください。マイクロファイバー素材のものを使うとさらに汚れが落としやすくなります。重曹は洗剤の一種なので、仕上げに水拭きか乾拭きを忘れずに行いましょう」

Q.レモンが有効な掃除術もあるのでしょうか。

浦野さん「酸性のレモンの成分は、アルカリ性の汚れに対して大きな効果を発揮します。たとえば、蛇口や浴室のカルキ、シンク周り、鏡の汚れなどは家庭内のアルカリ性汚れの代表格。輪切りにしたレモンを直接汚れにこすりつけると、水あか汚れをスッキリ落とせます。鏡を掃除する場合、まず石けんカスなどの酸性汚れを重曹やアルカリ性洗剤で除去し、水で洗い流した後にレモンを使うとより効果的です。レモン汁を絞った後の実でも可。水回りの汚れには古くから酢が効果的とされており、最近は掃除用のクエン酸も身近になりましたが、レモンを使う掃除の大きなメリットはかんきつ類のさわやかな香りです。掃除だけでは除去しきれない魚の臭いなどがレンジ内に染み付いている場合、レモン汁を加えた水をチンすれば消臭効果が期待できます。レンジ掃除の仕上げに、ぜひ試してみてください」

(オトナンサー編集部)

浦野清美(うらの・きよみ)

一般社団法人日本家事代行協会理事

NPO法人日本ハウスクリーニング協会優良会員。家事代行起業研修マスター指導員。株式会社マルヤ取締役。整理収納清掃(3S)コーディネーター指導員。平成12年3月にNPO法人日本ハウスクリーニング協会認定「栃木認定校」開始。子育てしながら働ける家事代行、整理収納、ハウスクリーニングの分野で、女性ならではの感性や細やかな気配りにより、快適な住まいと楽しい食卓づくりを支援している。株式会社マルヤ(https://maruya28.com/)、NPO法人ハウスクリーニング協会栃木認定校(http://www.jha-school-tochigi.com/)、一般社団法人日本家事代行協会(http://kaji-school.com/)。

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