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積み木遊び中に腕が“ポキッ”息子ギャン泣き…先生の一瞬の施術で完治、一体何だった?

息子が積み木で遊んでいたときのアクシデントを描いた漫画が話題に。お風呂上がり、いつものように積み木で遊んでいた2歳の息子でしたが…。

漫画「ギャン泣きからの救急車」のカット=かなぷ@イラスト&まんが(ksmt.kne)さん提供
漫画「ギャン泣きからの救急車」のカット=かなぷ@イラスト&まんが(ksmt.kne)さん提供

 息子が積み木で遊んでいたときのアクシデントを描いた漫画「ギャン泣きからの救急車」がSNS上で話題となっています。ある日のお風呂上がり、いつものように積み木で遊んでいた2歳の息子。積み木に手を伸ばしますが、積み木が前に滑ってしまい、その瞬間、腕が「ポキッ」と鳴り…という内容です。作者の女性に聞きました。

診断まで骨折だと思い込んでいた

 この漫画を描いたのは、イラストレーターのかなぷ@イラスト&まんが(ペンネーム)さん(30歳)です。日常の出来事を漫画にして、インスタグラムで発信しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

かなぷ@イラスト&まんがさん「息子を出産して、しばらくしてからです。最初は絵日記のような感じで簡単なイラストを描いていたのですが、他の方が漫画で描いているのを見て、私も描いてみたいなという軽い気持ちで描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

かなぷ@イラスト&まんがさん「『肘内障について知らない人が多いのでは?』と思ったことがきっかけです。他の方が同じような状況になったとき、少しでも役に立てばと思ったことと、もしまた、子どもが肘内障になったとき、慌てず対応できるよう記録に残しておきたいと思い、描きました」

Q.肘を痛めた瞬間はどんな様子だったのですか。

かなぷ@イラスト&まんがさん「いつも通り、楽しそうに積み木を並べて遊んでいたときでした。手に持っていた積み木をスライドしたらそのまま滑り、その瞬間から、大泣きでした。いつもとは違う、心がザワザワするような泣き方でした。本人は腕をかばうようにして痛がり、動かしたがらず、抱っこも拒否でした」

Q.治してもらったときの心境を教えてください。

かなぷ@イラスト&まんがさん「救急車を呼ぶ前、何件かの病院に電話をしたのですが、骨折の可能性が高いのでうちでは診られないと断られました。そのため、完全に骨折だと思い込んでいたので、肘内障と言われて驚きました。すぐにその場で治してもらい、息子の泣き声もやんでホッとしました」

Q.医師の施術後、痛みはすぐになくなったのでしょうか。

かなぷ@イラスト&まんがさん「施術後、すぐに泣きやみ、明らかに表情が変わったので、痛みはすぐになくなったんだと思います。本人に『痛みはまだある?』と聞くと『痛くない。腕が動かせる!』と笑顔で言っていました。3分後くらいには腕を上げられるようになり、抱っこも求めてきました」

Q.このことがきっかけで何か変わったことはありますか。

かなぷ@イラスト&まんがさん「休日や夜間に小児を診てもらえる病院が少ないので、内科はチェックしていたのですが、整形外科を全くチェックしていなかったことに気付きました。一口に病院といってもいろいろな科があるので、もう一度詳しく、夜間休日診療の病院リストを見直そうと思いました」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

かなぷ@イラスト&まんがさん「『肘内障を知らなかった』というコメントを一番多く頂きました。実際、私の周りの人に話しても『初めて聞いた』という人がほとんどです。先生によると、5歳以下の子だと珍しいことではないみたいですが、知らない人が多い印象です」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

かなぷ@イラスト&まんがさん「しばらくはこのまま、ゆるい育児漫画を描いていきたいと思っています。少し時間が作れるようになったら、自分の過去の話(不安障害と診断されたことや人間関係でつまずいてきたこと)を漫画にしてみたり、他の方が作ったシナリオをもとに漫画を描いたりもしてみたいなと思っています」

(オトナンサー編集部)

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