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大好きな友達に嫌いと言われた娘、初めての経験に傷つき…母として思うこと 「自分のことよりつらい」

娘が大好きな友達とけんかをした出来事を描いた漫画が話題に。保育園に通っている娘。いつも一緒に遊んでいる大好きな友達に「きらい」と言われてしまい…。

漫画「心が泣いた日」のカット=えだまる(this__eda)さん提供
漫画「心が泣いた日」のカット=えだまる(this__eda)さん提供

 娘が大好きな友達とけんかをした出来事を描いた漫画「心が泣いた日」がSNS上で話題となっています。保育園に通っている3歳の娘。ある日、いつも一緒に遊んでいる大好きな友達に「きらい」と言われてしまい、帰り道でも家でも、そのことを気にしてしまい…という内容で「子どものことって自分のことよりつらいですよね」「自分ならどう声かけするか考えました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

原因は言葉のすれ違いだった

 この漫画を描いたのは、えだまる(ペンネーム)さんです。普段は会社員として働きながら、子育てや日常の出来事を漫画にしてインスタグラムで発信しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

えだまるさん「長女が生まれて、日記帳に絵日記を描き始めたのがきっかけです。最初は自分だけの楽しみにしていましたが、2018年から絵日記を写真に撮って、インスタグラムに投稿するようになりました。デジタルで描き始めたのは2019年からです」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

えだまるさん「今まで、楽しいことやかわいいことばかり描いていましたが、娘が友達と初めてぶつかった出来事を忘れないように、また、同じように悩んでいる方にも届いたらいいなと思って描きました。インスタグラムに続きの漫画を公開しているので、合わせて見ていただきたいです」

Q.娘さんから、この話を聞いたときの心境を教えてください。

えだまるさん「本当に胸がキューッと締め付けられる思いでした。しょんぼりしている娘がいつもより小さく見えて、とても切なかったです。家では、いつも以上に明るく笑って過ごすようにしました」

Q.この後、娘さんの様子はどうでしたか。

えだまるさん「保育園に行きたくないと言うことはなかったのですが、帰り道はいつも、しょんぼりしていました。この後2週間、ずっとこの状況が続いて、保育園の先生に相談して解決しました。原因は言葉のすれ違いでした。まだ3歳、子どもたちだけで解決するのは難しいこともあると勉強になりました。今ではすっかり仲良しに戻っています」

Q.娘さんは普段から、悲しかったこともうれしかったことも話してくれるのでしょうか。 

えだまるさん「帰り道、お風呂、寝る前などに『今日、楽しかったのはなあに?』と話を聞くようにしています。照れて、はぐらかすこともありますが、だいたいいつも教えてくれます。悲しかったことは、そのときに話してくれることが多いです」

Q.娘さんが何でも話せるように心がけていることはありますか。

えだまるさん「悲しかったことを話してくれるときは『悲しかったね、教えてくれてありがとう』と、教えてくれたことに感謝するようにしています。また、共感はするものの、悲しみすぎないように気を付けています。自身が小さい頃、お母さんが悲しい顔をすると『あ、この話をしたら、お母さんが悲しむ』と思い、隠してしまったことがあるからです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

えだまるさん「年少や年中のお子さんが似たような経験をしたことがあるという方が多くて驚きました。悪気はなくても、言葉がまだ十分に上手ではない年齢なので、ストレートな言葉で傷つけたり、傷ついてしまったりする年頃なんだなあと感じました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

えだまるさん「ゆるい創作絵本や漫画も描いてみたいです」

(オトナンサー編集部)

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