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出産したら子どもが主で自分は“黒子” 誰も気にしないと理由付けて放棄したことは?

出産後の気持ちの変化を描いた漫画が話題に。子どもが生まれてからというもの、子どもが“主”で自分のことは二の次になってしまった女性は…。

出産後の気持ちの変化を描いた漫画のカット=butakusako(butakusako)さん提供
出産後の気持ちの変化を描いた漫画のカット=butakusako(butakusako)さん提供

 出産後の気持ちの変化を描いた漫画がSNS上で話題となっています。子どもが生まれてからというもの、子どもが“主”で自分のことは二の次になってしまった女性。“黒子”のような自分の姿を気にする人はいないだろうし、ましてや、コロナでマスクを着用する日々が続くので…という内容です。作者の女性に聞きました。

もっともらしい理由をつける自分

 この漫画を描いたのは、パート主婦のbutakusako(ペンネーム)さん(35)です。子育ての記録や日常の出来事を漫画にして、インスタグラムで発信しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

butakusakoさん「今年4月ごろから描き始めました。子どもの保育園への入園が決まり、私もパートが決まったことで、心身ともに余裕ができたことがきっかけです。今しか見られない子どもの様子や自身の感じたことを記録に残したいと思い、始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

butakusakoさん「出産をきっかけに、メークに時間をかけられなくなったこと、女性というよりも母親として見られる立場になったこと、さらに、コロナ禍でマスク生活になったことから、『メークする必要ある?』と思ったことがきっかけです。もっともらしい理由をつけて、メークをさぼろうとする自分を漫画にしてみました」

Q.いつごろから、メークを面倒に感じるようになったのですか。 

butakusakoさん「やはり、大きなきっかけはコロナ禍でのマスク生活だと思います。それに加え、結婚・妊娠・出産と目まぐるしく状況が変化する中で、メークに時間をかける必要性が薄れていったというのが理由です。小さな子どもがいるだけで、多少の手抜きは許される気がしています(笑)」

Q.お子さんが生まれる前は、メークを負担に感じていなかったのでしょうか。 

butakusakoさん「結婚前まではノーメークだと落ち着きませんでした。職場での印象や異性からの目線が気になり、マスカラを塗り忘れただけでも落ち着かないぐらいでした。マスクが必要なときは、メークが落ちにくいマスクをわざわざ選んだりしていました」

Q.旦那さまはメークをしてほしいとのことですが、butakusakoさんは旦那さまの格好などは気になりますか。

butakusakoさん「夫は基本的にはカジュアルですが、しっかりとTPOに合わせて服を選んでいるので、特に気になることはありません。しかし、私の身なりに注文を付ける割には『自分は随分ラフじゃない?』と思うときもたまにあります」

Q.実際にノーメークで出掛けることはあるのでしょうか。

butakusakoさん「平日、1人で近所に出掛けるときやコンビニなどへのちょっとした用事なら、ノーメークのときもあります。知り合いに会う可能性や外出時間、人との接点の多さによって、メークするしないを分けている感じです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

butakusakoさん「今まで通り、日常の出来事を漫画にして発信していきたいです。その中で、画力や表現力も上げていきたいという思いや、フォロワーさんを増やしたいという目標もあります。大きく生活環境が変わる予定もあるので、変化の中での発見や驚きも漫画で表現してみたいです」

(オトナンサー編集部)

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