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「ギョーザ」支出金額全国3位は宮崎市、その理由や浜松&宇都宮の受け止めは?

支出金額1位の浜松市は?

 続いて、「浜松餃子」のPR活動を通じ、浜松市の街おこし、街づくりに取り組む民間のボランティア団体、浜松餃子学会広報担当の花枝一則さんに聞きました。

Q.総務省の家計調査で、浜松市の2020年のギョーザの支出金額は全国1位でした。結果をどのように捉えていますか。

花枝さん「順位は関係ないと言いつつも、1位となったことは非常にうれしく思います。2020年上半期の支出金額は全国4位でしたが、そこから巻き返して年間1位になったので『浜松市民は本当にギョーザが好きなんだな』と感じました。

浜松餃子学会としては、ギョーザは街の活性化につながるコンテンツだと捉えています。多くの人に浜松餃子を食べに来ていただき、ギョーザをはじめとした浜松の魅力を堪能してもらいたいと思います」

Q.支出金額1位となった要因は。コロナ禍で在宅時間が増加していることと関係があるのでしょうか。

花枝さん「あくまで当学会の想像ですが、昨年8月に『上半期の支出金額4位』とメディアで大きく報じられたことがきっかけで、浜松市民の中には『好きなギョーザをもっと食べよう』『浜松市の順位を上げたい』と思った人もいたのかもしれません。それにより、支出金額が押し上げられた可能性があります。

なお、新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加は、支出金額が増える要因にもなれば、減る要因にもなると思います。なぜなら、在宅時間が長くなることで、店でギョーザを買わずに自宅で手作りする人が増えた可能性もあるからです」

Q.浜松餃子は「豚肉、キャベツ、タマネギで作る」「円形に並べて焼く」「モヤシを添える」といった特徴がありますが、その由来は。

花枝さん「浜松市はタマネギの産地として有名で、近隣の地域では養豚業やキャベツの生産が盛んです。昔から、これらの具材を使って、ギョーザが作られてきました。また、ギョーザを円形に並べて焼くのは、丸いフライパンで一度にたくさん焼くためで、ゆでたモヤシを添えるのは箸休めのためだといわれています。

ただし、市内のすべてのギョーザ店がこうした特徴のギョーザを作っているわけではありません」

Q.浜松餃子目当ての観光客も多いのでしょうか。

花枝さん「コロナ禍以前は、休日になると愛知や神奈川、東京などから、多くの観光客が市内のギョーザ店を訪れており、繁盛していました。浜松餃子の魅力が県外の人に受け入れられた結果だと思います。新型コロナウイルスの影響で、現在は観光客が減少していますが、新型コロナが収束したら、以前のように多くの人に浜松餃子を食べに来ていただきたいです」

Q.宮崎市の2020年上半期のギョーザの支出金額は1位、年間の支出金額は3位でした。

花枝さん「これまで、あまり注目されていなかった街が話題になることは、ギョーザを通じた街おこしをする上でとてもよいことだと思います。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)することで街の活性化にもつながるので、今回の宮崎市の躍進は大歓迎です。可能であれば、今後、宮崎市さんともギョーザを通じた街おこしのための情報交換などができるといいなと思っています」

Q.2021年の支出金額1位を獲得するための取り組みや、意気込みについて教えてください。

花枝さん「確かに1位はうれしいのですが、それは、多くの浜松市民が好きなギョーザをたくさん食べ続けた結果です。順位をあまり気にすることなく、引き続き浜松餃子のPRに努めていきたいと思います」

 宇都宮餃子で有名な、宇都宮市観光交流課にも聞きました。

Q.2020年の宇都宮市のギョーザの支出金額は全国2位でしたが、この結果をどのように捉えていますか。

担当者「当市では、ギョーザの支出金額の順位に一喜一憂しておらず、順位を意識した取り組みは行っていませんが、一方で、当市はギョーザを街づくりの一つの柱として捉えており、ギョーザを活用した街づくりや観光プロモーションを推進しています。

今後もギョーザをはじめとしたさまざまな観光資源を通じて、当市の魅力を全国に向けて発信するとともに、引き続き、関係団体や市民と一体となって、『餃子のまち うつのみや』をさらに盛り上げていきます。そうすることで、当市の知名度向上や観光誘客の促進につなげていきたいと思います」

Q.宮崎市のギョーザの支出金額が全国3位でした。

担当者「ともにギョーザ文化を盛り上げていきたいと思います」

(オトナンサー編集部)

【表】ギョーザへの支出金額ランキング

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