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できないことは悪いことじゃないよね? 息子の突然の質問に胸が熱くなった話 「ホロッときました」

息子の言葉に感動したエピソードを描いた漫画が話題に。ある日、突然、母親に「できないことは悪いことじゃないよね?」と聞いてきた小学2年生の息子は…。

漫画「にぃが伝えてくれた言葉に胸が熱くなった話。」のカット=miho(miho.haha)さん提供
漫画「にぃが伝えてくれた言葉に胸が熱くなった話。」のカット=miho(miho.haha)さん提供

 息子の言葉に感動したエピソードを描いた漫画「にぃが伝えてくれた言葉に胸が熱くなった話。」がSNS上で話題となっています。ある日、突然、母親に「できないことは悪いことじゃないよね?」と聞いてきた小学2年生の息子。「できないことを否定することがいけないことだよね」と続けて…という内容で「優しさがすてき」「ホロッときました」「私も子どもに寄り添っていこう」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

できないことが多かった息子

 この漫画を描いたのは、主婦のmiho(ペンネーム)さん(35)です。インスタグラムで日々の出来事を漫画にして発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

mihoさん「小さな頃から絵を描くことが好きで、漫画家さんに憧れたこともあります。出産後の育児が思っていたものと全く違い、いつか描きたいとは思っていました。あるとき、どうしても残したいエピソードを描いたところ、すごくしっくりきたので『これからも描いていこう』と決めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

mihoさん「長男の思いに感動したからです」

Q.なぜ、息子さんはこの話をしたのですか。

mihoさん「息子は以前、スイミングでお友達から、『なんでタイムが切れないの?』とよく言われていました。今年は学校の水泳の授業が間もなく始まるので『クラスで水泳が苦手なお友達がいても、僕は絶対にできないことを否定しない。だって、言われてすごい嫌だったし、傷ついたから』と話してくれました」

Q.mihoさんが最初に息子さんにこの言葉を伝えたのは、どのような経緯だったのでしょうか。

mihoさん「長男は小さい頃から、周りと比べてできないことが多かったこともあり、自信をなくしてほしくなくて伝えました。息子の中でこの言葉が生きていることを感じ、とにかくうれしかったです」

Q.息子さんの「できないこと」にmihoさんはどのように向き合ってきたのですか。

mihoさん「初めての子だったので最初はすごく悩みました。でも、悩んでいても変わらないし、息子はすごく努力家で頑張り屋さんだったので、この子を信じようと思いました」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

mihoさん「共感や心温まるコメントを頂き、この漫画に込めた思いは少しは伝えられたかなとホッとしています。というのも、最近、漫画を描く際にSNS上での『批判が怖い』という感情から、マイナスなイメージと思われそうな表現を全て削除したので、少し分かりづらかったかな?と心配していました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

mihoさん「漫画には、私の心が動いた出来事を描くことを心がけています。私自信が経験して悩んだこと、ワンオペで“子育て”が“孤育て”になるつらさ…。あのときの私のように、1人で悩んでいる人に少しでも何か伝えられたらと思います。そして、息子たちに伝えていきたいこと、残していきたいことを描いていきたいです」

(オトナンサー編集部)

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