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ご飯を食べず押し付けてくる娘に悩んだ苦痛の日々、まさかの真実に母の思いは…「なるほど!」

娘がご飯を食べないことに悩んだ日々を描いた漫画が話題に。離乳食の頃から小食で、よく、ご飯の一部を母親に食べさせようとしていた娘ですが…。

漫画「ご飯作りに悩んでいた私へ」のカット=ぬぬ(nu_room_nu)さん提供
漫画「ご飯作りに悩んでいた私へ」のカット=ぬぬ(nu_room_nu)さん提供

 娘がご飯を食べないことに悩んだ日々を描いた漫画「ご飯作りに悩んでいた私へ」がSNS上で話題となっています。離乳食の頃から小食で、よく、ご飯の一部を母親に食べさせようとしていた娘。母親は、ご飯がおいしくないのかと落ち込んでいましたが、ある日…という内容で「なるほど!」「言葉が通じるって素晴らしい(笑)」「いい話だった~」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

子どもにも子どもの思いがある

 この漫画を描いたのは、イラストレーターのぬぬ(ペンネーム)さんです。インスタグラムでは、育児を中心とした日常漫画を発表しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ぬぬさん「ご飯作りが苦痛になっていた自分にとって、とても驚いた出来事でした。親には親の思いがあるように、子どもにも子どもの思いがあるんだなと感じたので、漫画にして残そうと思いました」

Q.悩んでいたとき、ご飯作りで工夫していたことはありますか。

ぬぬさん「子どもに人気のメニューを調べて作ったり、手づかみで食べやすいものや一口サイズに小さくカットしてあげたり、一通りの工夫を加えたご飯作りをしていました」

Q.あまり食べてくれないことを誰かに相談されたのでしょうか。

ぬぬさん「夫や実母に相談していました。実母には『ええ~! ぬぬの血を引いているのに食べないなんて…』ととても驚かれました」

Q.体重もあまり増えなかったのですか。

ぬぬさん「全くその通りで、体重がなかなか増えませんでした。それもあって、ますます食事作りがストレスになっていました。個人面談の際に保育園の先生から、『とても体が細くて心配していたんです』と言われたほどでした」

Q.当時の、食事時間中の詳しい心境は。

ぬぬさん「元々、食べることが好きで自炊も好きだったので、食事時間に対してネガティブな気持ちになった状況に悲しくなりました。娘は食べないし、体重もなかなか増えないし…かなり苦痛でしたね。夫からは『無理やり食べさせようとするから食べないんじゃないの?』と言われ、さらにストレスを感じるようになっていました」

Q.真実が分かったのは最近でしょうか。

ぬぬさん「5歳くらいのときに分かりました! しっかりとしたコミュニケーションが取れるようになって初めて、本人からその行動の意味を聞けた感じです」

Q.それ以降、食事に変化は。

ぬぬさん「娘は娘なりにいろいろ考えながら食べているんだなと感じたので、ストレスはほぼなくなったと思います! また、娘も『おいしい』と言うとママが喜ぶということを理解したのか、食事中に『これおいしいね』『これ最高』などと言ってくれるようになり、お互い、ニコニコでご飯が食べられるようになったと思います」

Q.あまり食べない子の親御さんにアドバイスがあればお願いします。

ぬぬさん「私は『どうして食べないの?』『私の作る料理がまずいのかな』とマイナスなことばかり考えてしまっていました。食事中も娘が食べない様子にイライラしてしまい、親も子も苦痛な時間になっていたと思います。今回の件で、子どもは子どものペースに委ねてみるという形でもいいのかもなと感じました。食べさせなければならないという強迫観念で自分を追い込んでいましたが、少し肩の力を抜いて、ご飯作りを一緒に頑張りましょう!」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ぬぬさん「『これはうれしい!』という感想をたくさん頂きました。食事作りの悩みは、多くのママさんが経験していらっしゃると思うので、同じ気持ちの方が多くてうれしかったです」

Q.現在、創作活動で取り組んでいることは。

ぬぬさん「まだ新しいものには取り組めていませんが、今後は仕事と育児の両立で苦しんだエピソードを漫画にしたいです」

(オトナンサー編集部)

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