障害がある私、つけていた“ヘルプマーク”を突然引っ張られた恐怖の出来事 「すごく怖い」
“ヘルプマーク”をつけていて怖かった出来事を描いた漫画が話題に。見た目で分からない障害があるため、ヘルプマークをつけている女性ですが、ある日…。

“ヘルプマーク”をつけていて怖かった出来事を描いた漫画「ヘルプマークを知っていますか?」がSNS上で話題となっています。見た目で分からない障害があるため、ヘルプマークをつけている女性。おかげで周囲に助けてもらうことも多かったのですが、ある日、怖い思いをし…という内容で「すごく怖い」「悪気はないのかな?」「ヘルプマークを取り上げてくれてありがとう」などの声が上がっています。フォロワーからの投稿を受け漫画化した作者の女性に聞きました。
ぜひ、思いやりのある行動を
この漫画を描いたのは、飲食店パート主婦のあやかず(ペンネーム)さん(50)です。インスタグラムとブログ「あやかずランド」で、自身やフォロワーのエピソードを漫画にして発表しています。また、「すくぱら倶楽部」でも漫画連載中です。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
あやかずさん「インスタグラムを始めたのは2018年からです。最初は愛猫との日常や双子育児(現在高校生)の漫画をほそぼそと描いていました。2020年にコロナ禍でパート先が休業になり、在宅時間が増えたので、以前からやってみたかった創作漫画を描いたところ、フォロワーさんが一気に増えました。おかげで公式ブログや執筆依頼を頂くようになり、現在に至ります」
Q.今回のエピソードを漫画にしたきっかけは。
あやかずさん「フォロワーさんに『体験談を描かせてください』と募集して、最初に採用したのがこの体験談です。『一人でも多くの人に知ってほしい』と思い、描いてみようという気になりました」
Q.漫画を書く前から、ヘルプマークについて知っていましたか。
あやかずさん「恥ずかしながら知りませんでした。なんとなく見たことはあっても、意味までは知りませんでした」
Q.ヘルプマークをつけている人に、どのように対応しようと思いますか。
あやかずさん「困っている人に声をかけるのは、場合によっては余計なお世話にならないかとためらうこともありますが、ヘルプマークをつけている人がいたら見守って、困っていたら、声をかけるという意識ができました。
現在まで、そのような経験はまだありませんが、最近、スーパーでギャン泣きの赤ちゃんのお世話が大変そうなお母さんに声をかけて、代わりにカートを返却しました。ヘルプマークに限らず、困っている人がいたら、助けることが大事だというフォロワーさんの意見がその通りだと思い、心がけています」
Q.この漫画を通じて伝えたいことは。
あやかずさん「ヘルプマークは、一見健康そうに見えても実は持病や内部障害のある人、義足や人工関節を使用している人、妊娠初期の人などが援助や配慮を必要としていることを知らせるためのマークです。電車やバスで席を譲ったり、困っているようであれば声をかけたり、思いやりのある行動を心がけましょう。ほぼ公式ホームページの引用ですが、まさにその通りだと思います」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
あやかずさん「『ヘルプマークをつけていて、かえって怖い思いをした。偏見や差別、暴力を受けたことがある』というコメントがいくつかありました。この漫画はヘルプマークをつけていて怖い思いをした人の話ですが、心ない人もいる事実に悲しくなりました。
『ヘルプマークをつけるのが怖くなったので、つけるのを考えます』という意見も頂いたのですが、実際は心ない人はごくわずかで、世の中捨てたもんじゃないはずなのに…絶対大丈夫とは言い切れず、簡単ではないことだと痛感しました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
あやかずさん「漫画を描くときは、自分自身がウキウキ楽しい気分になるよう心がけています。今後は創作漫画のジャンルをもっと広げていきたいですね。それには画力が足りないので、デッサンを習いたいと思っています」
(オトナンサー編集部)
障害がある私、つけていた“ヘルプマーク”を突然引っ張られた恐怖の出来事 「すごく怖い」
の記事について。 見出しはさておき、マンガ内で「障碍」と表記してるので、記事でも尊重した方がいいと思いました。
けして害になるものでもないので、ご配慮おねがいします。
その引っ張った方も何かの障碍(発達障害)があったのだと推測されますね
その点を書かないのは何が意図があるのでしょうか?
りんごさんへ。
今回のこの漫画の趣旨は相手方が唐突にリュックを引っ張ってきたことに対する配慮の無さとデリカシーさに欠ける呼びかけに対するものでは?
それに相手方が~だったのかもしれないとの推測も描かれています
それ以上の説明の必要性を私は感じませんね
りんごさんのコメント見て、見知らぬ相手が突然自分や周囲の人に何をしてきても
相手にも何か事情や見た目では分からない障碍があるのかもしれない、
のだから常に配慮して行動・発言をしようと決意できました!