外出先で靴ずれし出血、知らない女性がくれた“サビオ”の正体とは…「出身地がバレますね」
外出先で靴ずれし、休んでいたときの出来事を描いた漫画が話題に。新しい靴で出掛けた日、靴ずれを起こし、ベンチで休んでいた女性。そこに…。

外出先で靴ずれし、休んでいたときの出来事を描いた漫画「困っていたら通りすがりの女性から渡されたモノ」がSNS上で話題となっています。新しい靴で出掛けた日、靴ずれを起こし、ベンチで休んでいた女性。そこに女性が現れ、「サビオいる?」と声を掛けてきて…という内容で「呼び方で出身地がバレますね」「私もこの呼び方でした」「いろいろな呼び方があるなんて知りませんでした!」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
これが「サビオ!?」と混乱
この漫画を描いたのは、カマタミワ(ペンネーム)さんです。イラストレーター・漫画家として活躍しています。これまでに、長年にわたる1人暮らしの悲喜こもごもを漫画にした書籍「ひとりぐらしこそ我が人生」(KADOKAWA)、「ひとりぐらしも極まれり ひとりぐらしもプロの域」(同)などの「ひとりぐらしシリーズ」を手がけています。
インスタグラムやブログ「一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス」などで随時、漫画を更新しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
カマタミワさん「靴ずれで困っていたとき、声を掛けていただいてうれしかったのと、初めて聞いた『サビオ』という言葉に驚いたことも伝えたくて描きました」
Q.「サビオいる?」と言われたときの心境を教えてください。
カマタミワさん「何度か聞き返したのですが、私がサビオという言葉を知らないということが伝わらず…でも、心配してくれているのは伝わってきたので、じゃあもう…何か分からないけど『サビオください! 多分、この方がくれるものなら大丈夫なはず!』という気持ちでした」
Q.女性からは「サビオ」について特に説明はなかったのでしょうか。
カマタミワさん「説明は全くなかったです。私がサビオの意味が分かっていないということ自体、最後まで伝わらないままでした(笑)ばんそうこうと分かったときの気持ちは、ホッとしてうれしかったのと同時に『これがサビオなの!? どういうこと?? BAND-AIDって思い切り書いてあるけど…!?』と混乱しました」
Q.ご自身は「リバテープ」と呼んでいたとのことですが今もですか。
カマタミワさん「福岡から東京に越してきた子どもの頃は、しばらく、リバテープと言っていました。今はばんそうこうと呼んでいます」
Q.他に、上京してからも方言だと気付かず使っていた言葉などはありますか。
カマタミワさん「結構あった気がするのですが、東京生活が長くなって忘れてしまいました…。『リュックをからう』はかなり長いこと、方言と気付かずに使っていました。九州エリアの方言で『背負う』という意味です」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
カマタミワさん「皆さんから、自分の地域のばんそうこうの呼び方をたくさん教えていただきました。コメントを読むと、ばんそうこうの呼び方は地域によってはっきり分かれているわけではなく、かなり入り乱れていることが分かって不思議でした」
(オトナンサー編集部)
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