真面目な人も多いのに…あり得ないズルをする路上詩人を見て嫌になった話 「そう来たか」
たまたま隣になった“路上詩人”のことを描いた漫画が話題に。フリマやお祭りなどで似顔絵を描いていた男性ですが、ある日…。
たまたま隣になった“路上詩人”のことを描いた漫画「路上詩人がちょっと嫌になった話」がSNS上で話題となっています。昔、フリマやお祭りなどで似顔絵を描いていた男性。ある日、路上詩人の男性が隣になり、言葉を考える際のすさまじい気迫に圧倒されますが実は…という内容で「そう来たか」「面白い」「誰もが思いつくインスピレーション」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。
その言葉に涙するお客さんも
この漫画を描いたのは、Konishi Masaki(ペンネーム)さん(36)です。似顔絵師として「にがおえショップ笑顔屋」を運営しています。インスタグラムには作品や漫画を投稿しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
Konishi Masakiさん「中学生くらいから24歳くらいまで、漫画を描いて雑誌に投稿していました。その後は漫画を描いていなかったのですが、新型コロナウイルスの影響で時間に余裕ができ、12年ぶりに漫画を描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
Konishi Masakiさん「昔あった出来事がずっとモヤモヤしていたので、漫画にしました。それから、お客さんや出会った人に自分の話を少しでも知ってもらえればと思い、描きました」
Q.同じ言葉を書いている路上詩人を見て、どう感じましたか。
Konishi Masakiさん「最初は『ずるいなー』と思っていたのですが、来られたお客さんをわずか数分で感動させたり、その言葉に涙するお客さんもいたりしたので、すごいなと思っていました」
Q.男性はこの後もずっと、同じ言葉を書いていたのでしょうか。
Konishi Masakiさん「基本的には『大いなる幸福が訪れるであろう』が多かったですが、2人組のお客さんが来たときは、それぞれ違う名言で対応していました。『忘れてはいけない。あなたは幸福である』『真っすぐ求めよ、幸福を』など『幸福』を使ったワードが多かった印象です」
Q.ほとんどのお客さんは喜んでいたのですか。
Konishi Masakiさん「喜んでいるお客さんが多かったです。一生懸命頑張っている雰囲気が出ているので、文句を言うようなお客さんは見たことがありませんでした。代金はお客さんが決めるというシステムで、1000円以上支払う方が多かったです」
Q.他の知り合いの路上詩人さんは、お客さんによって言葉を変えているのでしょうか。
Konishi Masakiさん「知り合いの路上詩人さんとは一度、隣同士で出店したくらいですが、お客さんによって言葉は変えていましたね。たった数分でお客さんを喜ばせているので、こちらもすごいなと思いました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
Konishi Masakiさん「いろんな方に『面白い!』と言っていただきました。本業が似顔絵なので、知っている方からは漫画を投稿したことを驚かれました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
Konishi Masakiさん「似顔絵をテーマにした漫画で描きたいことがまだまだあるので、更新していきたいです。あとは似顔絵が好きなので、この仕事を続けられたら幸いです」
(オトナンサー編集部)
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