幼い頃、指しゃぶり癖があった夫 検診で保健師に注意され謝る母親を見て…「泣いちゃう」
義母から聞いた、夫の幼い頃の体験を描いた漫画が話題に。幼い頃、指しゃぶりがなおらず、いつも親指がふやけていた夫でしたが…。
義母から聞いた、夫の幼い頃の体験を描いた漫画「指しゃぶりをやめた話」がSNS上で話題となっています。幼い頃、指しゃぶりがなおらず、いつも親指がふやけていた夫。しかし、ある日、母親と検診に行き、母親が「お母さんがもっと見守ってあげてください」と責められるのを見ると…という内容で「泣いちゃう」「胸がキューッとなりました」「すごく大事なことだと思います」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
子どもながらの優しい感性を描く
この漫画を描いたのは、イラストレーターの齊藤 詠(ペンネーム)さんです。インスタグラムやブログ「変妻ですが、愛されてます」で育児漫画、イラスト作品を発表しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
詠さん「私自身、検診が苦手でいつも行くのが不安でした。義理の母からこのエピソードを聞いたとき、主人の今の性格の元になっているなあと感じたこともあり、子どもながら持っている優しい感性を漫画にすることで、検診が苦手なお母さんたちがもっと気楽に捉えられるきっかけになればと思い、描きました」
Q.これは何歳くらいの出来事だったのでしょうか。
詠さん「正確な年齢は分かりませんが、1歳から3歳までのことだと思います」
Q.この話を聞いたとき、指摘した保健師に対して何か思うことはありましたか。
詠さん「正直、10年前くらいまでの検診はこのようなことが当たり前にありましたので、『ああ、よく聞くことだな』と思いました」
Q.このときのお母さまのお気持ちに共感されましたか。
詠さん「母親なら、少しでも指摘されると自分に落ち度があると思い、謝ってしまう気持ちはよく分かりました」
Q.このエピソードから、自分の子どもたちに伝えたいことはありますか。
詠さん「私から子どもたちに伝えたいことはありません。逆に、子どもがどれだけ親のことを見てくれているのか、そして、親以上に無償の愛を注いでくれているかを教えてもらったエピソードだと思っています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
詠さん「やはり、減ったとはいえ、このような体験をする機会は多いようで、同じように検診で気になる言葉をもらって悩んでいたお母さんや、普段から周りの評価のために頑張りすぎてしまっているお母さんから、『とても気が楽になった』という反響がかなりありました。
私としてもそこが一番伝えたかったところなので、少しでもお役に立てて、お母さんたちが頑張りすぎなくても、子どもにとっては最高の存在であることを思い出してくれるきっかけになってくれたのなら、本当によかったと思っています」
(オトナンサー編集部)
指しゃぶりが大きくなるまでやめられなくて、歯並びが悪くなって矯正
される子どものことを考えたら、保健師さんのきつめの言葉のありがたさもわかるところあるんだよなあ。
指しゃぶりは悪いことと思わないけど、子供が悪い事をしたら、親が子供の前で子供の代わりに真摯に謝る姿を見せるといいと教わった事がある。もちろん「あんたのせいで私が怒られたじゃない!」と説教したり、「お前も謝れ!」とか言うのも無し。それが一番効くと聞いたのですが、この子にも母の謝る姿が相当効いたのですね。