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【漫画】娘が生まれ、たくさん詰め込まれて疲労は限界…自分のキャパを見つめ直し…「涙が出ました」

自分の“キャパシティー”について考えたことを描いた漫画が話題に。娘が生まれ、家事も育児もしっかりやらないとと気張ってきた女性ですが…。

自分の“キャパシティー”について考えたことを描いた漫画のカット=ふじこ(fuji_art0501)さん提供
自分の“キャパシティー”について考えたことを描いた漫画のカット=ふじこ(fuji_art0501)さん提供

 出産後、自分の“キャパシティー”について考えたことを描いた漫画がSNS上で話題となっています。娘が生まれ、幸せな気持ちが増える一方、家事も育児もしっかりやらないとと気張ってきた女性。これまでと変わらないキャパシティーの中に毎日、新しいものを詰め込まれるような気持ちになり…という内容で、「心に響きました」「涙が出ました」「少し楽になりました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

自分と同じ、キャパオーバーのママへ

 この漫画を描いたのは、ふじこ(ペンネーム)さんです。イラストレーターとして活動しており、育児日記としてインスタグラムに漫画を投稿しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ふじこさん「このインスタグラムのアカウントを始めたのがちょうど、妊娠中の安定期に入った頃(2019年12月)でした。妊娠中の思い出を記録したい…もともと、絵を描くのが得意だったので、記録の意味も込めて描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ふじこさん「出産してから、毎日、試行錯誤しながら子育てやら家事やらを必死にこなす日々の中で、自分でも気付かないうちに『あれもやらなきゃ…これもやらなきゃ…』と変に気負いして無駄に神経を使い、イライラしていました。私と同じように、気付かないうちにキャパオーバーになっているママさんが少なからずいらっしゃるんじゃないかな…?と思い、自身の経験も含めイラストを描こうと思いました」

Q.お子さんができてから、一番大きく変わったことは何ですか。

ふじこさん「生活すべてがガラッと変わりました。ちょっと出掛けるときでも、子どもの機嫌を見計らって出掛けたり、ご飯の最中に泣き出したら、途中でも抱っこしてあやしたり…何をするにも子ども中心に考えて行動するようになったことです」

Q.旦那さまは家事や育児のサポートをしてくれるのでしょうか。

ふじこさん「旦那は自宅で仕事をしており、助けてほしいときにすぐ手助けをしてくれるのでとてもありがたいです。妊娠中、つわりがひどく体調がすぐれなかったとき、代わりにご飯を作ってくれたり、慣れない家事も文句一つ言わずこなしてくれたりして、とても助かりました」

Q.「頑張りすぎなくていい」と気付けたきっかけは。

ふじこさん「どこかで『家事も子育ても私が頑張らなきゃ』という気持ちがありましたが、その気持ちに反してうまく時間を有効活用できず、何もかも中途半端になってしまっている自分の要領の悪さにもどかしさを感じていました。

そして、そのイライラにも体力を使ってしまうことが何よりも無駄だということに気付き、気持ちの持ちようが変わりました。完璧にこなそうとすることを“やめる”。それが『頑張りすぎなくていいんだ』と思えるようになったきっかけでした」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ふじこさん「同じように悩んでいらっしゃる方がとても多い印象を受けました。この漫画を読んで『もっと気楽にいこうと思えました』『頑張らない育児を頑張ろうと思います』など前向きなコメントをたくさん頂き、とても励まされました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ふじこさん「自分のイラストをもっとたくさんの方に見ていただけるようになりたいです! 引き続き、インスタグラムでは育児漫画を投稿していきますが、広告や雑誌の挿絵を描いたり、もっと活動の場を広げていきたいと思っています」

(オトナンサー編集部)

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コメント

1件のコメント

  1. 家事育児に非協力的な旦那と協力的な旦那。妻の体調変化に理解のある旦那、無い旦那。
    自分のそばにいるのがどっちなのかで既にキャパの大きさに差ができてしまう。
    キャパの大きさは個人の努力だけでなく周りをとりまく環境や人によっても左右されますね。
    自分という器からこぼれ出たものを受け止めてくれる存在があるのはとても有り難い事です。