【漫画】コロナなのに、生まれた娘に会いたがる両親にキツく当たり…3カ月で対面実現 「分かります」
赤ちゃんと自分の両親が会うまでを描いた漫画が話題に。新型コロナウイルスの感染が拡大していた3月末、元気な女の子を出産した女性ですが…。

赤ちゃんと自分の両親が会うまでを描いた漫画「じーじとばーばにやっと会えました」がSNS上で話題となっています。新型コロナウイルスの感染が拡大していた3月末、元気な女の子を出産した女性。退院後すぐ、赤ちゃんを両親に会わせる予定が、緊急事態宣言が出されたことで…という内容で「分かります」「よかったですね」「間違っていないと思います」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
ようやく孫に会えた両親の反応は…?
この漫画を描いたのは、黄英(ペンネーム)さん(27)です。普段は主婦として子育てをしながら、インスタグラムに出産や育児についての漫画を投稿しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
黄英さん「2019年1月からです。妊娠して、インスタでたくさんの方のイラストレポなどを参考にしていたのですが、イラストや絵日記がすごく自分の助けになっていることに気付きました。見ているうちに『自分の話も描いていれば、もしかすると誰かの参考になるかもしれない』と思ったのがきっかけです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
黄英さん「私自身の体験談が、(コロナ禍で)ご両親やお友達にお子さまを会わせてあげたい、でもいいのかな?と機会を探っている方の参考になればと思い、描きました」
Q.改めて、ご出産おめでとうございます。ママになった心境を教えてください。
黄英さん「娘を産む前まではちゃんと育てられるか不安だったのですが、いざ産んで毎日を過ごしていると、目の前で泣いている娘をどう泣きやませたり、寝かせたりしようか、何をしたら笑ってくれるのかを考えているだけで日々が過ぎていきます。正直、不安を感じたりする暇はあまりないです。夜、娘を寝かしつけてから一日を振り返ると、『案外、母親やれてるなー』と思えることもあり、奮闘しながら楽しんでいます」
Q.出産後の不安定なメンタルはどのようにケアしたのですか。
黄英さん「落ち込んでどうしようもないときは、夫の前でたくさん泣いていました。『母乳がうまくあげられない』『産後の体が回復しない』『娘が少し泣いただけで落ち込んでしまう』と話してもどうしようもないことが多く、夫も困った顔をしていましたが、『大丈夫、ちゃんと育てられてる、お母さんやれてるよ』と根気よく言ってくれたのが助けになりました」
Q.自粛期間中、ビデオ電話や動画などでご両親にお披露目はしたのでしょうか。
黄英さん「ほとんど毎日、動画や写真を送るか、ビデオ電話をしていました。『早く会いたいね』と毎回言われるのがストレスに感じることもありましたが、電話すると喜んでくれるので、時間を見つけてなるべくかけるようにしていました」
Q.ようやくお孫さんに会えたときのご両親は反応は。
黄英さん「本当にうれしそうでした。特に、いつもムッとした顔をしている父がこれでもかというくらい目尻を下げて、笑って娘を抱いたので驚きました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
黄英さん「自粛期間中に私と同じような経験をされた方が多かったようで、『うちも同じですよ。お母さんの判断は間違えてないよ』『私だけじゃなかったと励まされた』などのコメントを頂きました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
黄英さん「これまでと同じように、妊娠期や育児で悩んでいる人たちに、『私の場合はこうだったよ』と参考になるようなことを発信していけたらなと思います」
(オトナンサー編集部)
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