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今年の年末は「ニュース特番」ずくめ! ゴールデンだけで6本、ラッシュの理由

2019年も残りわずか。テレビ各局が長時間特番を放送していますが、今年は、ゴールデンタイムに多くのニュース系特番が放送されます。

「ビートたけしのTVタックル」MCのビートたけしさん(2018年8月、時事)
「ビートたけしのTVタックル」MCのビートたけしさん(2018年8月、時事)

 2019年も残りわずかとなり、テレビでは各局が長時間特番を放送し始めています。さまざまなジャンルの特番がある中、特筆すべきは「ゴールデンタイムで放送されるニュース系の特番がひときわ多い」こと。

 12月21日「ビートたけしのTVタックル 年末スペシャル」(テレビ朝日系)、22日「Mr.サンデー×爆笑問題太田 論客5人!生で納得させて」(フジテレビ系)、24日「池上彰2019総まとめ今年のニュースの気になる現場へ 年末SP」(テレビ朝日系)、28日「ワイドナショー年末SP 2019」(フジテレビ系)、「新・情報7daysニュースキャスター 平成→令和のニュースワードランキングSP!!」(TBS系)、29日「キャスター&記者1000人が選んだ!令和ニッポンの瞬間映像20」(日本テレビ系)と、9日間で6本が放送されるのです。

 その他、ゴールデンタイムではないものの、23日の「時事ネタ王2019~ニュースvs芸人~」(NHK)と、30日の「ビートたけしのオワラボ」(フジテレビ系)は、笑いを絡めたニュース系の特番。かつて年末特番といえば、お祭り騒ぎのようなバラエティーやスペシャルドラマが大半を占めていましたが、なぜ、これほど多くのニュース系特番が放送されるようになったのでしょうか。

データの蓄積と中高年視聴者対策

 真っ先に挙げられるのは、レギュラー放送されているニュース系の番組が増え、一定以上の視聴率を獲得していること。

 平日は朝の4時台から夜の7時まで、大半の時間を生放送の報道・情報番組やワイドショーが占めていますし、夜にも「NHKニュース7」「ニュースウォッチ9」(以上、NHK)、「報道ステーション」(テレビ朝日系)、「NEWS23」(TBS系)、「news zero」(日本テレビ系)、「ニュースきょう一日」(NHK)、「Live News α」(フジテレビ系)などが放送されています。

 さらに土日も、「週刊ニュースリーダー」「中居正広のニュースな会」「池上彰のニュース そうだったのか!!」「サタデーステーション」(以上、テレビ朝日系)、「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)、「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)、「日曜報道ザ・プライム」(フジテレビ系)、「サンデーモーニング」(TBS系)、「シューイチ」(日本テレビ系)、「ワイドナショー」(フジテレビ系)、「サンデー・ジャポン」(TBS系)、「サンデーステーション」(テレビ朝日系)、「真相報道 バンキシャ!」(日本テレビ系)、「Mr.サンデー」(フジテレビ系)と朝から夜までニュース系の番組がそろっています。

 これだけニュース系の番組が増えた主な理由は、「事件や事故だけでなく、社会問題が多様化するなどニュース自体が増えている」「高齢化でニュース系の番組を好む中高年層視聴者が増え、視聴率につながりやすい」の2つ。

 さらに見逃せないのは、「テレビ局に映像などのデータが蓄積されているほか、出演者が少ないなど、何かと制作費を抑えられる」こと。つまり、安い制作費である程度の視聴率が見込めて、一年を振り返る年末らしい企画なので、これほど多くのニュース系特番が放送されるのです。

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木村隆志(きむら・たかし)

コラムニスト、テレビ解説者

雑誌やウェブに月間20本強のコラムを提供するほか、「週刊フジテレビ批評」などに出演し、各局のスタッフに情報提供も行っている。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、新番組と連ドラはすべて視聴するなど1日のテレビ視聴は20時間超(同時含む)。著書に「トップ・インタビュアーの『聴き技』84」「話しかけなくていい!会話術」など。

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