今年の年末は「ニュース特番」ずくめ! ゴールデンだけで6本、ラッシュの理由
ニュースをエンタメ化する構成・演出
もう一つ挙げておきたいのは、「ニュース系の番組がエンタメ化している」こと。先述したようにニュース系の番組が増えたことで、他局だけでなく自局番組との差別化も求められるようになり、スタッフの構成・演出が多彩になりました。
もともと、ニュース系の番組は報道番組、報道・情報番組、ワイドショー、報道・情報バラエティーなどのジャンルに分かれますが、実質的にはボーダーレスで、ある意味「何でもアリ」のような状態。巨大ボード、司会者・コメンテーター・リポーター・ゲストの人選と配置、トークの広げ方、街頭インタビュー、再現ドラマなど、さまざまな構成・演出でエンタメ作品のような見応えを生み出そうとしています。
また、かつて、年末には多くのスペシャルドラマが放送されていましたが、いまや「ドラマより現実に起きたニュースの方がリアルかつドラマチック」とも言われ、多額の制作費もかからないなど、テレビ局にとってはいいことずくめなのです。
ただ、これ以上増えると、「ニュース系の番組に興味のない若年層がテレビを見なくなってしまう」というリスクがあり、その意味で、現在の番組数をピークにしたいところでしょう。
(コラムニスト、テレビ解説者 木村隆志)
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