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モーグル2冠! 堀島行真選手、栄冠の決め手は「ビタ着」

フリースタイルスキーの世界選手権で、モーグルとデュアルモーグルの2冠を達成した、堀島行真選手――。男子初という、その快挙を可能にした要因について、かつての日本のエース・附田雄剛さんに聞きました。

堀島行真選手の「ビタ着」とは

 フリースタイルスキーの世界選手権(スペイン・シエラネバダ)で、男子初のモーグル、デュアルモーグルの2冠を達成した堀島行真選手(中京大)が3月11日、羽田空港に凱旋帰国しました。その快挙の要因は何だったのでしょうか。

 長野から4大会連続で五輪に出場し、現在は若手の育成や、神立高原スキー場(新潟)でKBFS(神立フュージョンバンプスクール)校長などを務める附田雄剛さんは「堀島選手が得意な、比較的スピードを出しやすいコース」を指摘します。

 附田さんによると、今回は、これまで堀島選手の課題とされてきたターン技術が向上し、圧倒的なスピードと安定感が生まれたとのこと。また、「予選から高難度のエアをほぼノーミスで安定的に決め続けた技術の高さも見逃せません」。

 そもそも堀島選手は幼少から、トランポリンやウオータージャンプによるトレーニングに力を入れており、非常に優れた“空中感覚”の持ち主。どれだけ速いスピードでエアに入っても難易度の高い技を決めることができ、さらには、エアの中で体勢を整えて着地をぴったり合わせる、いわゆる「ビタ着」ができるといいます。

「2日目のデュアルの決勝では転んでしまいましたが、相手のミスもあって、2つのエアで見事に挽回し、総合点で勝つことができました。平昌五輪に向けて、今後も、堀島選手の『ビタ着』に注目です」(附田さん)

(オトナンサー編集部)

附田雄剛(つきた・ゆうご)

スキー競技解説者・元モーグル全日本代表

北海道石狩市出身。1994~2013年にモーグルナショナルチーム在籍。五輪4大会、世界選手権14大会、ワールドカップ(W杯)149大会に出場、世界ランキング最高9位(2009シーズン最終FISポイントランキング9位)。ジュニア時代から約20年間を日本代表選手として過ごし、W杯優勝、世界選手権2位など、日本のエースとして長年チームをけん引し、フリースタイルスキー男子では最多の4大会連続五輪出場を果たす。2013年1月に引退し、現在はKBFS神立フュージョンバンプスクール校長などを務める。KBFS公式サイト(http://www.kfbs.jp/)、KBFS公式フェイスブック(https://www.facebook.com/KandatsuFusionBumpSchool)。