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濱田岳、演じる上での意識は? 「金太郎が実在する」と思わせたい

映画「決算!忠臣蔵」で大高源吾を演じた濱田岳さんに、キャラクター設定や、撮影中のハプニング、オフの日の過ごし方などについて聞きました。

濱田岳さん
濱田岳さん

 映画「決算!忠臣蔵」で四十七士の大高源吾を演じた濱田岳さん。同作は、藩主を亡くした赤穂藩士たちが筆頭家老の大石内蔵助(堤真一さん)や大高源吾、勘定方の矢頭長助(岡村隆史さん)と共に、赤穂藩主の敵討ちも検討するも予算の都合上、討ち入りのチャンスは1回切りで…という忠臣蔵の討ち入りを「予算」の視点で描いた時代劇コメディーです。

 オトナンサー編集部では、濱田さんにインタビューを実施。源吾のキャラクター設定や、撮影中のハプニング、オフの日の過ごし方などについて聞きました。

前代未聞…遊郭に行きたくて仕方ない設定

Q.源吾のキャラクターが異色になった経緯を教えてください。

濱田さん(以下敬称略)「中村義洋監督は僕のみっともない姿が好きで、中村監督が忠臣蔵を読んで解釈するとこういうふうになるのかと。これまでの忠臣蔵を題材にした作品で、源吾というキャラクターが遊郭に行きたくて行きたくて仕方ないという描写は、どの先輩も撮ってません(笑)」

Q.源吾のビジュアルを初めて見せたときの中村監督の反応は。

濱田「僕おでこが広いんですね。皆まげを結ってるんですが、源吾は俳句やお茶に史実通り精通しているので、まげではなく後ろに下ろす文化人的な容貌にしました。中村監督はそれが楽しかったようです。おでこが広いから正面から見るとまげが見えないんですよ。ただのはげた人に見えてしまいます」

Q.役に関して中村監督と話されたことはありますか。

濱田「実際に監督から、『源吾は性欲が高まっているときは帽子をかぶる。減退しているときは脱ぐ』と言われました。僕と監督の中では、源吾を生かす中で分かりやすいワードでした。吉原を眺めているときはしっかりかぶり、行けないと分かったときは脱いだままでした」

Q.撮影中のハプニングはありましたか。

濱田「西川きよし師匠が出るところで、僕と岡村隆史さんの間を歩いていくシーンがあります。そこで僕と岡村さんが気が付いたのが、きよし師匠がガムをかんでいたということです。本番中、ガムがどうなったか気になったので、撮影が終わった後に聞いたら『飲みました』と言われました(笑)

これが、きよし師匠なんだなと思いました。極端なことですが、東京ではお会いできない師匠です。芸人さんたちがネタで言ってると思っていたら、本当にそんなおちゃめな人でした」

Q.芸人さんから受けた影響はありましたか。

濱田「芸をしにいらっしゃっているわけではなく、映画のために役に臨まれているので、そういう意味では気持ちも一緒です。人を笑わせる仕事ではプロフェッショナルで、そういう人たちがコメディー映画に出るので参考にしようと見ていました。

芸人さんたちは、ただ笑わせるのではなく、あの侍たちが困るのが面白くなると見抜いていらっしゃいました。そばで見ていて面白かったです。源吾は笑いを狙うチャンスがたくさんあります。でも、そうじゃないんだと先輩たちに教えてもらいました」

Q.今回、一番の挑戦はどんなことでしたか。

濱田「歴史ある赤穂浪士の中で吉原に行きたい武士、これは挑戦だと思います。小説などで大高源吾を好きな方も多いと思うのでチャレンジですよね(笑)」

Q.普段、演じる上で意識していることはありますか。

濱田「濱田岳が大高源吾を演じているけど、源吾がそこにいるように見せたい。CMでも、濱田岳が演じる金太郎ではなく、金太郎が実在すると思わせたいです。あとは、セリフを言わされているように見えないようにする。セリフらしく聞こえないようにするのも僕らの力量です」

Q.オフの日はどのように過ごされていますか。

濱田「次の日が休みなら、お酒を飲みます。大人になったなと思うのが、旅館が好きになったことです。仕事でアマゾンに2週間行ったんですが、日本に帰ってから何が欲しくなったかというと日本の『おもてなし』です。おいしいご飯と温泉がある旅館に行きたくなりましたね。子どもの頃は親に連れられて旅館に行くので、あまり楽しくないですよね。でも、ある種のぜいたくなのかなと31歳になって感じるようになりました」

 映画「決算!忠臣蔵」は全国公開中。

(オトナンサー編集部)

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