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PPAPも本当はダメ! 「森のくまさん」騒動から考える著作権

パロディーは世に数多く氾濫しているが…

 SNSなどを通じて、有名作品などのパロディーが簡単に流通してしまう現代。「PPAP」で大ブレークしたピコ太郎さんをはじめ、「パロディーが広まることで知名度が上がる」と考えるアーティストもいますが、パロディーを「YouTube」に無断アップしたりする人に対して、パブリシティー権(有名人の氏名や容姿を利用してお金もうけをする権利)を主張することも「本来は可能です」。

 牧野さんは「アーティスト側は黙認しているにすぎません。PPAPのヒットなどでパロディーが世の中に数多く氾濫しているため、そのことを忘れてしまっている人も多いのかもしれません」と指摘します。

 ちなみに、PPAPを無断でYouTubeなどにアップした人は、パブリシティー権の侵害に対する損害賠償責任を問われる可能性があるため、本人から事前に許諾を得ることがベストの解決法とのことです。

(オトナンサー編集部)

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牧野和夫(まきの・かずお)

弁護士(日・米ミシガン州)・弁理士

1981年早稲田大学法学部卒、1991年ジョージタウン大学ロースクール法学修士号、1992年米ミシガン州弁護士登録、2006年弁護士・弁理士登録。いすゞ自動車課長・審議役、アップルコンピュータ法務部長、Business Software Alliance(BSA)日本代表事務局長、内閣司法制度改革推進本部法曹養成検討会委員、国士舘大学法学部教授、尚美学園大学大学院客員教授、東京理科大学大学院客員教授を歴任し、現在に至る。専門は国際取引法、知的財産権、ライセンス契約、デジタルコンテンツ、インターネット法、企業法務、製造物責任、IT法務全般、個人情報保護法、法務・知財戦略、一般民事・刑事。

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