オレンジ色のネクタイが悪目立ち? ブロガー都議・おときた駿のファッションを斬る
2016年はメイ英首相や小池百合子東京都知事ら政治家のファッションが大いに注目されました。その人の内面も表すと言われるファッションですが、今回は、辛口の政治ファッション評論家が音喜多駿さんを“斬り”ます。

2016年は政治家のファッションが世界中で話題となりました。女性で2人目となる英首相に就任したテリーザ・メイ氏は、色彩豊かなファッションで、メディアの話題をさらいました。日本では、小池百合子東京都知事のファッションに注目が集まりました。
身に着ける服の色は他人に対する印象だけでなく、その人物の内面も表すと言われています。オトナンサー編集部では今回、辛口の政治ファッション評論家としてブログで活躍する、内山卓也さんに取材。お相手は内山さん同様、ブログで積極的に情報発信を行っている東京都議会議員の音喜多駿(おときた・しゅん)さんです。
襟の先が尖ったスーツ着用、政治家はNG
内山さんは、以前から音喜多さんの髪型が気になっていたといいます。「黒髪ですが、前髪が長くややペタッとしているので、ホスト風に見えてしまいます。これでは前髪をよくいじっているだろうと思われるだけで、好感が持たれずに、信頼できる政治家としてのイメージを損なってしまいます」。
音喜多さんがよく身に着けているというオレンジ色のネクタイについても言及。身に着ける頻度を減らし、その代わりにネイビーなどのシックな色を選んだほうがいいと提案します。「フォーマルな場でなければ、ネイビーとオレンジのレジメンタルストライプ(斜めのストライプ柄)にしたほうが落ち着きが増し、政治家としての発言の説得力も増します」。また、音喜多さんが現在使用している、光沢があり無地に近いオレンジ色のネクタイと、ブラック系のスーツとの組み合わせでは「オレンジのネクタイだけが浮いてしまい、悪目立ちしています。オレンジのネクタイには、チェックのチャコールグレーのスーツなどが合います」。
スーツはシャープで現代的なデザインであるものの「おしゃれとは言いがたく、色や形から判断すると『妙な個性』が見え隠れしている」そう。「典型的な目立ちたがり屋タイプですね」と内山さん。
内山さんは続けます。「スーツの形がシャープ過ぎるため、細身である体が強調されて生地が安っぽく見えてしまいます。また、音喜多さんはラペル(襟)の先が尖り、上方に向いた形の『ピークドラペル』をよく着用していますが、これもビジネスや選挙には好ましくありません」。ピークドラペルは一般的なシングルスーツとしては珍しく、華やかでドレッシーな印象を与え結婚式やパーティーには向いているといいます。また、先が尖っているため、相手に対して強めの印象を与えてしまうそう。「有権者に信頼され、得票の最大化を目指す政治家にとって、好ましい形ではありません」。
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