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お正月に読みたい漫画はこれだ! 近未来版ブラック・ジャック「AIの遺電子」

コミュニケーションを見つめ直す

 栗俣さんが特に印象に残っているのは第2巻収録の「寡黙な彼女」です。普段はけんかばかりしている同棲カップルを描いた話で、女性がヒューマノイドという設定。ある日、彼女は落石事故に遭い、満足な会話ができなくなる状態に。彼はそんな彼女の心情を読み取ろうと努力を重ね、二人の関係は「言葉がなくても、お互いの思っていることが伝わる関係」にまで改善します。しかし、彼女の体が元通りになると再びけんかばかりの関係になって……

 そんなストーリーの中に出てくる次の言葉に目を奪われたという栗俣さん。「口が回りすぎるとさ、(会話が)キャッチボールじゃなくドッヂボールになっちまう」。他者とのコミュニケーションの難しさを物語っています。

 栗俣さんは最後にこう話します。「他人に対する自分のコミニュケーションは、本当に正しいのかと考えさせられます。この『AIの遺電子』は読んだ方の人生に影響を与える、心に残る作品になる漫画です。今年の締めくくりにぜひ」。

(オトナンサー編集部)

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栗俣力也(くりまた・りきや)

TSUTAYA三軒茶屋店スタッフ

絶版書の復刊や、著者を発掘して書籍化、コミック化するなど、数多くの仕掛け販売を行い、ヒット本を発掘することで知られる、TSUTAYA三軒茶屋店スタッフ。「仕掛け番長」とも呼ばれ、「日経トレンディ」の仕事人の連載などにも登場。単なる書店員としての目線ではなく、企画力あるお店作りにも定評がある。

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