お正月に読みたい漫画はこれだ! 近未来版ブラック・ジャック「AIの遺電子」
コミュニケーションを見つめ直す
栗俣さんが特に印象に残っているのは第2巻収録の「寡黙な彼女」です。普段はけんかばかりしている同棲カップルを描いた話で、女性がヒューマノイドという設定。ある日、彼女は落石事故に遭い、満足な会話ができなくなる状態に。彼はそんな彼女の心情を読み取ろうと努力を重ね、二人の関係は「言葉がなくても、お互いの思っていることが伝わる関係」にまで改善します。しかし、彼女の体が元通りになると再びけんかばかりの関係になって……
そんなストーリーの中に出てくる次の言葉に目を奪われたという栗俣さん。「口が回りすぎるとさ、(会話が)キャッチボールじゃなくドッヂボールになっちまう」。他者とのコミュニケーションの難しさを物語っています。
栗俣さんは最後にこう話します。「他人に対する自分のコミニュケーションは、本当に正しいのかと考えさせられます。この『AIの遺電子』は読んだ方の人生に影響を与える、心に残る作品になる漫画です。今年の締めくくりにぜひ」。
(オトナンサー編集部)

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