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元乃木坂46・斎藤ちはるアナに聞く、アイドルからアナウンサーを目指した理由と目標

元・乃木坂46で、テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」でアシスタントを務める、斎藤ちはるアナウンサーに単独インタビュー。アナウンサーを志した理由などを聞きました。

 今年4月からテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金 前8:00)でアシスタントを務めている、斎藤ちはるアナウンサー。2011年8月から2018年5月まで、人気アイドルグループ・乃木坂46の1期生として活動後、4月1日に同局に入社、当日から同番組にレギュラー出演したことで話題になりました。

 オトナンサー編集部では、斎藤アナにとって入社後初となる単独インタビューを実施。人気絶頂の乃木坂46を卒業しアナウンサーを志した理由や現在の心境、今後の目標などを聞きました。

最初は脚が震え、原稿の内容も分からず…

Q.「羽鳥慎一モーニングショー」アシスタントに就いて2カ月です。慣れてきましたか。

斎藤アナ(以下、斎藤)「アシスタントに決まった時は本当に信じられなくて、私にできるのかと不安でしたが、精いっぱいやらなければいけないと覚悟して臨みました。最初の頃は脚まで震えて、原稿に何が書いてあるか分からないほど緊張することもありました。その時に比べれば慣れてきましたが、まだまだ緊張はありますので、深呼吸をしながら頭の中で『大丈夫』『大丈夫』と繰り返して、気持ちを落ち着かせるようにしています」

Q.番組では、羽鳥慎一さんとご一緒されています。

斎藤「いつもアドバイスを頂いています。ここは自然に読めた方がいいねとか、あの時のトーンが良かったなど、具体的に教えてくださって、本当にありがたいです。番組では、たくさんのコメンテーターの方々ともご一緒しているので、皆さんを影から支えられるよう、また、足を引っ張らないようにしたいと思っています」

Q.番組と並行して新人研修を受けているのですか。

斎藤「はい。先輩方が教えてくださったことを、すぐに挑戦できて、自分を客観視できる(「羽鳥慎一モーニングショー」という)環境があることは、とても貴重でありがたいです。“昨日よりも今日の自分、今日よりも明日の自分”と毎日考えています」

Q.一日のスケジュールを教えてください。

斎藤「毎朝4時半に起きて、新聞や、当日の原稿、ニュースの資料を読み込んでいます。帰宅後もニュース番組やネットニュースの記事を見て、翌日の準備をするように心掛けています。以前とニュースに対する意識が変わりました」

Q.乃木坂46として活動されていました。卒業の理由はアナウンサーを志したからですか。

斎藤「そうです。乃木坂46の活動以上にやりたいことが見つかったので、卒業という選択をしました」

Q.アナウンサーになりたいと思った時期は。

斎藤「大学3年生になる頃です。大学の同級生が就職のことで悩んでいて、『私もやろうと思えば就職活動ができるんだ』と(笑)芸能人ではなく、会社員という将来の選択肢もあることに気付き、『人に何かを伝えるとき、テレビはとても魅力的だ』と改めて思い、アナウンサーを志しました」

Q.なぜ、アナウンサーだったのでしょうか。

斎藤「人と関わることが好きで、年齢を重ねても人に何かを伝えたり、届けたりできる仕事がしたいと考えていました。そこで、情報という皆さんにとって有益なものを伝えられるアナウンサーに挑戦したいと思いました」

Q.アナウンサーと乃木坂46の活動では、どんな違いがありますか。

斎藤「グループにいた時は、自分がどう見てもらえるのかを考える時間が多かったと思います。今は自分ではない、他の人たちの思いをどう伝えるのかということを常に考えています。情報の背景には、多くの人の思いがあり、その気持ちをくみ取る作業が必要です。また、取材したスタッフさんの努力もあります。私がしっかりと伝えなければいけないと責任感を感じています」

Q.乃木坂46の同期メンバーもさまざまな分野で活躍されています。

斎藤「先日、帝国劇場で公演していた『レ・ミゼラブル』を見に行きました。生田絵梨花ちゃんが出ているんですが、今回で2回目の出演です。前回も見に行きましたが、その時からものすごく上手になっていて、歌も動きも人を引き込む力があって、全てに魅了されました。メンバーの一生懸命な姿や成長している姿に、私も頑張らないといけないと思いました」

Q.アナウンサーとして目標にしている人物はいますか。

斎藤「羽鳥さんのような方になりたいです。番組の進行はもちろん、コーナーではいつもの面白い羽鳥さんですが、速報の時にはパッと切り替えて的確に情報を伝えます。出演者の方々とのコミュニケーションも円滑で、羽鳥さんのようなオールマイティーなアナウンサーになりたいです」

Q.改めて、今後の目標を教えてください。

斎藤「人の思いが詰まったものを視聴者の心に届けられるアナウンサーを目指しています。今は、ただニュースを読んでいるだけになってしまっているかもしれませんが、ニュースの裏側にあるものをしっかりと理解して、“読む”ではなく“伝える”アナウンサーになるために勉強中です」

(オトナンサー編集部)

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