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【漫画】「仕事では出産に関わっているのに…」産婦人科で働きながら不妊治療を続ける日々に「涙が出た」

インスタグラムで公開されている神木あやさんの漫画が、「涙が出ました」と話題に。そこで、作者に話を聞きました。

漫画「正社員でも母でもない私」のカット(神木あやさん提供)
漫画「正社員でも母でもない私」のカット(神木あやさん提供)

 神木あやさんの漫画「正社員でも母でもない私」が、インスタグラムで多くの「いいね」を集めて話題となっています。

 産婦人科の看護助手をしていた女性。仕事でお産に関わっていますが、自身は排卵しにくい体質との診断を受けていました。環境を変えようと転職することにしましたが…という内容で、読者からは「気持ちが沈みますよね」「自分と重なり、涙が出ました」などの声が上がっています。

仕事と妊活の間で、感じていたこと

 神木あやさんは、インスタグラムで妊活についての漫画などを発表しています。神木あやさんに作品について話を聞きました。
※「正社員でも母でもない私」は現在も連載中です。続きは神木あやさんのインスタグラムのアカウントで読むことができます。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

神木さん「2024年の秋ごろです。『漫画を描くぞ!』と意気込んで始めたのではなく、そのときスライサーで小指の爪を半分以上削ぎ落としてしまい(痛そうな話ですみません!)、指を見るたびに落ち込んでいたんです。このネガティブな気持ちをプラスに持っていきたいと思って、『爪が伸びるまで何かを続けてみよう』と始めたのが漫画でした。今と違い、当時は絵日記に近いような感じで描いていました」

Q.インスタグラムで漫画を発表することで、ご自身に何か影響はありますか。

神木さん「今までも不妊治療のことを描いていたのですが、『正社員でも母でもない私』を描き始めてからは、フォローしてくれる方や、私のプロフィールに飛んで来てくださる方、漫画のブックマークが増えました。それまでは、『私が漫画を描き続けなくても、誰も気にしないだろう』と思っていたのですが、『ラストまではちゃんと描かないと』と思うようになりました」

Q.このエピソードを漫画にしようと思った理由を教えてください。

神木さん「最初は、クスッと笑えるような日常エッセーも描いていました。でも、当時の私は自分を責めたり、その気持ちをどこにも吐き出せないような日々だったりで、『そんな思いや気持ちを漫画にして描いてみよう、今の私にしか描けないことを描いていこう』と思うようになりました」

Q.つらい経験を漫画にするとき、意識していることはありますか。

神木さん「エピソードとしてまだ描いていない部分もあるのですが、誰かを悪者にしすぎないように描きたいと考えていますし、自分本位になりすぎないように意識しています」

Q.つらいとき、支えになっていたものはありますか。

神木さん「家族や友達に話して支えられたこともあれば、夫と2人で悩みを乗り越えて解決して支え合ってきたこともあります。また、現在はパートとして働いていますが、不妊治療について職場にも配慮していただいています。周囲の人たちのおかげで今の私がいる、そう思っています」

Q.作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。

神木さん「TikTokで、不妊治療中の方から『漫画の内容が今の自分の状況と重なり、涙が出ました』というコメントをいただいたことが、特に印象に残っています。その方は体外受精をしながら子どもと関わる仕事をされていて、周囲の何気ない言葉に傷ついたことや、急な通院で職場に頭を下げること、友人の妊娠・出産報告を見てつらくなったことなど、ご自身の経験を丁寧につづってくださいました。最後に、『同じ人がいるんだと勇気をもらえました。続きの投稿を待っています』と書いてくださったことが本当にうれしく、漫画を描いてよかったと思いました」

(オトナンサー編集部)

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