九州男児だった父が半端ない“家事力”を身につけた漫画反響「人は変われるんですね」
亭主関白から一転、家事力を身につけた父親を描いた漫画が話題に。作者が子どもの頃は、典型的な「昭和の父」だったという父親でしたが…。

亭主関白から一転、家事力を身につけた父親を描いた漫画「父の家事力が半端ない」がSNS上で話題となっています。作者が子どもの頃は、典型的な「昭和の父」だったという父親。しかし、歳月がその性格を変化させ…という内容で「素晴らしい」「人は変われるんですね」「女子力がすごい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
裁縫グッズの出来栄えに衝撃
この漫画を描いたのは、龍たまこ(ペンネーム)さん(37)です。これまでに「規格外な夫婦 ~強迫症夫と元うつ病妻の非日常な日常~」(宝島社)などを手がけています。ブロガーとしてコミックエッセイをほぼ毎日更新しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
龍さん「3年半ほど前にブログで4コマ漫画を発表し始めました。小さい頃から絵を描くのが好きでしたが、本格的に描き始めたきっかけは、夫の強迫性障害の症状に悩み、漫画にすることで同じような境遇の人とつながりたかったからです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
龍さん「福岡の父がわが家に孫を見に来たとき、父が自分で作ったというレンズケースや三脚入れなどのお裁縫グッズを見せてもらい、あまりの出来の良さに衝撃を受けたことがきっかけです(笑)」
Q.お父様は、いつごろから家事をするようになったのですか。
龍さん「母に聞いたところ、退職して時間ができてからだそうです。昼食もチャーハン、カレー、スパゲティなどレパートリーは少ないもののこだわって自分で作るそうです」
Q.お父さんは元々、器用な人なのですか。
龍さん「農家出身なので、細かい作業は得意でしたし、日曜大工や整理整頓も得意だったと思います。母によると『私が不器用なので頼りすぎています』とのことです」
Q.家事力だけでなく、「チャンネル権は父」などの部分も変わったのですか。
龍さん「年を取ったせいか亭主関白はなくなったようで、母に付き合って一緒にドラマを見たり、映画を見たりしているそうです。娘としては、仲が良くて安心です(笑)」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
龍さん「『ギャップがかわいい』『クオリティー高すぎる』『家事をする男性はすてき』など、想像以上に多くの反響があって驚きました。私自身、18歳で実家を出てから時間がたっているので、昔の怖かった父とのギャップが…(笑)」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
龍さん「インスタグラムを始めたことで、若い人からも作品を読んでもらえる機会が増えたので、未来ある若い人を応援できるような漫画を描いてみたいという思いがあります。また、温泉や旅行が好きなので旅レポなどももっと描いていきたいです」
(オトナンサー編集部)
うちの両親も九州人で、典型的な人達ですが、やっぱり、こんな感じになってます。
裁縫まではさすがにやりませんが、料理は、母よりもレパートリー多いです(笑)
好奇心が旺盛な人が多い九州人だからのあるあるではないかと思います。