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父を亡くした傷心少女が叔父と暮らす漫画 何もかもが癒えて…「泣いた」「温かい」と反響

叔父と暮らすことになった女子高生を描いた漫画が話題に。男手一つで育ててくれた父親を亡くし孤独となった少女。叔父と一緒に暮らすことが決まり…。

漫画「あたらしい家族ができました。」のカット=与田基俟(@kishi_yyy)さん提供
漫画「あたらしい家族ができました。」のカット=与田基俟(@kishi_yyy)さん提供

 叔父と暮らすことになった女子高生を描いた漫画「あたらしい家族ができました。」がSNS上で話題となっています。男手一つで育ててくれた父親を亡くし孤独となった少女。叔父と一緒に暮らすことが決まり、叔父の家まで行きますが…という内容で、「泣いた」「温かい」「感動した」などの声が上がっています。漫画の作者に聞きました。

「ママが男だったら面白そう」というアイデア

 この漫画を描いたのは、漫画家の与田基俟(よのだ・きし、ペンネーム)さんです。24歳で少年誌が主催した新人賞で特別奨励賞を受賞しました。漫画は現在、漫画配信サイト「comic POOL」で連載中です。

Q.漫画を描き始めたのは、いつ頃からでしょうか。

与田さん「本格的に描き始めたのは高校生の頃だったと思います。『アイシールド21』を読んで、『努力で天才に勝てるんや!!』と確信し今に至ります(笑)幼い頃から漫画家に憧れていて、物語やキャラクターを作ることはありましたが、絵のセンスに自信がありませんでした。今でも絵に強いコンプレックスがあるので、日々勉強しています」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

与田さん「学生時代に思い付いた『ママが男だったら面白そう』という、ふんわりとしたアイデアをもとに描いてみました。この漫画を描く前は連載が取れなかっただけでなく、漫画以外にもさまざまなことがあり、心身ともに疲労していました。

実績を作るため、4ページ漫画を定期的にツイッターに投稿しようと決めて取り組んだ、最初の作品でした。まさか女装した叔父がママになる漫画が連載デビュー作となるとは、思ってもみませんでした(笑)」

Q.連載までの経緯は。

与田さん「漫画は昨年10月に投稿しました。翌日『comic POOL』さんから連載しないかとお声がけを頂きました。その後、紆余曲折がありましたが、3話目の発表が決め手となり、連載が決まりました。漫画の賞を頂いてから約5年間、アシスタントをしながら連載のネーム(設計図のようなもの)を描いていましたが、ボツが続いていました。

私を漫画家にしてくれたのは読者の皆さんだと思っています。本当に感謝しています」

Q.少し変わっているけど面白い人や癒しを与えてくれる人は周りにいますか。

与田さん「変わっているけど優しいと形容できる友達は多いように感じます(笑)日々の癒しはポケモンの『ピカチュウ』や『モクロー』です。家族でポケモンのアニメを見ながら楽しく癒されています」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

与田さん「『癒された』『面白かった』『泣いた』などの意見を頂いています。その他、各キャラクターを好きと言っていただけることが多いです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

与田さん「読者の方に、読んで面白いと感じてほしいと一番に思っているので、そうした漫画を作っていくこと、その精度を上げ続けていくことです。読者さんに、良い意味での娯楽をたくさん提供していきたいです」

(オトナンサー編集部)

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