注射を嫌がる息子を泣き止ませようと…うそをついたら天罰が下った漫画 「笑った」と反響続々
子どもを泣き止ませるためにうそをついた体験を描いた漫画が話題に。予防接種を嫌がって泣く息子をなだめるため、母親がちょっとしたうそをつきますが…。
子どもを泣き止ませるためにうそをついた体験を描いた漫画が、SNS上で話題となっています。予防接種を嫌がって泣く息子タクミくんをなだめるため、母親がついたちょっとしたうそ。それをすっかり信じ込んだタクミくんは帰り道に…という内容で、「母は女優にもなるのですね」「おなかを抱えて笑った」「私も使わせてもらいます!」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
大人の姑息なうそ、子どもの無邪気な天罰
この漫画を描いたのは、やえ(ペンネーム)さん(28歳)です。普段は4歳の息子さんと2歳の娘さんを育てる専業主婦として、子育てをしながら漫画を描いています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつ頃からですか。
やえさん「姉にもらった漫画の原稿用紙を使って、高校生の時に『まんが甲子園』というコンクールに応募しました。それまで漫画を描いたこともなかったのですが、審査員賞という大きな賞をもらってたくさんの大人に褒められ、漫画に夢中になりました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
やえさん「私としてはうまくだませたと思ったのに、帰り道でまさか大声でアレの心配をされるとは…恥ずかしかったのと、何だか笑えてきて…。子育てってハプニングがあって楽しいなと思ったので、漫画にしてみました」
Q.タクミくんは、どんな息子さんですか。
やえさん「とても優しくて、母や妹の心配をよくしてくれます。私が娘をしかっていると『もうごめんなさいって言ってるよ?』と止めにきます。娘のサユリは全然反省せず私をにらみつけているのに。私が『この目つきは全く反省してないよ』と言っても、タクミは『さっちゃんを許してあげて』と言ってくれます」
Q.すっかりだまされてしまったタクミくんに対して、どう思いましたか。
やえさん「こんなに下手な芝居にだまされてくれるのは、あと何年だろうと思いました。公園から帰りたくないと駄々をこねられたら、『ママ、寒くて凍っちゃう!』、なかなか寝ないときは『子どもを遅くまで寝かせない親は鬼に食べられちゃうんだよ。ママ、もう鬼に食べられちゃう!』。
結構“演技”をすることがありますが、タクミは自分がひどい目に遭うより、私や他人がひどい目に遭う方が怖いみたいです。息子が優しくだまされてくれたときは、たくさん、ありがとうを伝えます」
Q.次の注射のときは、どんな作戦で臨みますか。
やえさん「考え中です。あの注射がきっかけで病院を嫌がるようになってしまって。注射は息子のためになることをゆっくり説明していこうと思います。それでもダメだったら、また泣き落としで説得したいと思います」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
やえさん「同じように家事育児に奮闘するお母さんや、最近はお父さんからも、励ましや共感、アドバイスや応援を頂いたり…本当にコメントに支えられています。特に、『まだ子どもはいないけど子育てが楽しそうで参考になります』というコメントには、私の漫画でも誰かの役に立てているのかなとうれしく思います!」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
やえさん「子育てで楽しかったこと、子どもや自分の成長、また飼い猫の優しさを漫画で残せたらいいなと思います。夫婦げんかなど、ちょっと人様に見せるのは恥ずかしい姿も、笑ってもらえるなら隠さずに描きたいです。もう少し子どもの手が離れたら、育児漫画だけでなく創作漫画も描きたいです」
(オトナンサー編集部)
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