話し上手の「ヨウム」との日々を漫画に 叫び始めた意味不明の「ペーター」が変化して…
ペットのヨウムが話す言葉について描いた漫画が話題に。ロッコと名付けたヨウムを飼っている女性でしたが、ある日…。

ペットのヨウムが話す言葉について描いた漫画がSNS上で話題となっています。ロッコと名付けたヨウムを飼っている女性。ある日、ロッコが「ペーター」と外国人男性のような名前を繰り返し叫ぶようになったため、不安に襲われ…という内容で、「面白かった」「体が震えてしまった」「この話好き」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
言葉を話せるまでの過程が面白い
この漫画を描いたのは、Rena(ペンネーム)さんです。趣味で描いたエッセイ漫画を、インスタグラムに投稿しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつ頃からですか。
Renaさん「小学3年生の頃、ノートにコマ割りをして漫画を描き始めました。犬を飼い始めたことがきっかけで、その飼い犬を漫画の主人公にしていました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
Renaさん「ヨウムはおしゃべりがとても上手ですが、すべての言葉を最初からきれいな発音で話せるわけではありません。ボソボソと言葉をつぶやいて練習し始め、クリアな発音になるまでの過程があります。飼い主としては『何を言おうとしているんだろう』と推測する、その期間が楽しいです。
おしゃべりする鳥を飼うまで知らなかったことであり、私にとって面白い経験だったので漫画で共有できればと思いました」
Q.「ロッコ」はどんなヨウムなのですか。
Renaさん「もうすぐ3歳になる、オスのヨウムです。頭をなでられるのが大好きで、日々なでてとアピールすることに余念がありません。
ヨウムは一般的に神経質な子が多いとされていますが今のところ、そういう特徴は見当たりません。おもちゃなど初めて見る物に最初は少し警戒しますが、すぐにくちばしで破壊し尽くしてしまいます」
Q.ロッコが「ペーター」と話し始めた時期の様子は。
Renaさん「ロッコは毎日、何となく人の言葉のように聞こえる意味不明な言葉を話したり、楽しそうにピーピー歌ったりしています。その中で、次第に『ペーター』という単語を聞き取れるようになりました。
当時、私は自分の名前を呼んでほしくて『レーナー』と自分の名前を教えていました。その情報がロッコの中で蓄積され、ポロっと言葉になった…という印象です。『ペーター』と発音していた期間は1週間以上あったと思います」
Q.「レナ」と名前を初めて呼ばれた時、どんな気持ちでしたか。
Renaさん「『ついに!』と思いました。『お母さん』と母を呼ぶことはわりと早い段階でできるようになったのですが、私の名前はなかなか覚えてくれませんでした。『レナ』と聞いた時、ロッコとの距離が少し近くなったような気がしました」
Q.他に最近、ロッコちゃんがよく発している言葉はありますか。
Renaさん「明治のチョコレートのCMソングをよく歌っています。あとは『お風呂入ろか』『ごはんしよか』も、毎日聞くせいか頻繁に発しています。はっきりと『レナ!レナレナレナ!』と私の名前を連呼することも多いです。家族に呼ばれているのかと錯覚するほど上手に発音します」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
Renaさん「『面白くて吹いてしまった』『腹筋が痛い』『電車の中で読んで震えた』『笑いました』などです。自分で描いた漫画で何度も読み返しているので、『そんなに笑っていただけるのか』と驚きましたがとてもうれしいです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
Renaさん「ロッコの話、趣味の一人旅の話をはじめ、他にも描きたいものがたくさんあるので、漫画で表現していきたいです」
(オトナンサー編集部)
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