カビの原因にも…「結露」が最も発生する地域は? 7300人回答
花王が「ご自宅の結露の状況について」に関する調査を実施。その結果を公表しました。
暖房器具を使う機会が多い冬は、窓に水滴がたまる「結露」が頻繁に発生します。放置するとカビやダニが発生する原因となるため、窓にたまった水滴を拭き取る必要があります。そんな中、花王(東京都中央区)が「ご自宅の結露の状況について」に関する調査を実施。その結果を公表しました。
すべての地域で“発生率”が5割超
調査は2022年2月から3月にかけて、花王が運営する情報サイト「くらしの研究」の読者を対象にネット上で実施。7321人から有効回答を得ています。
冬に自宅の窓に結露が発生するか聞いたところ、「結露が発生する」が57%、「結露が発生することはない」が31%、「発生しているかわからない」が12%でした。花王によると、住宅設備が進化し、断熱性能が向上したことなどが影響したためか、築年数の浅い家ほど結露の発生が少ない傾向にあったということです。
次に「結露が発生する」と答えた人の割合を地域別(8地域)で比較しました。最も多かったのが「北陸地方」(69%)で、「東北地方」(64%)、同率で「北海道地方」(58%)、「近畿地方」(58%)、「中国・四国地方」(58%)と続きました。8地域とも、「結露が発生する」と答えた人が5割を超えています。
同社は「結露の程度に差はあるとは思いますが、日本の冬は単にそれぞれの地域の外気温が低いという理由だけでなく、暖房機器の使用状況や換気の仕方、調理時や入浴時の換気扇利用、加湿器の利用といった暮らし方も結露の発生に影響していると考えられます」とコメントしています。
(オトナンサー編集部)
コメント