人気の「レモンサワー」 グラスに入った皮付きレモンは搾るべきか なぜ入れる?
レモンサワーに入っている皮付きのレモンは、搾った方がよいのでしょうか。飲食店の運営会社に聞きました。
近年、「レモンサワー」の人気が高まっています。民間の調査機関によると、「飲みやすい」「どんな料理にも合う」などが人気の理由だそうです。ところで、飲食店でレモンサワーを注文すると、皮付きのレモンがグラスに入った状態で運ばれてくることがあります。この場合、レモンサワーを飲む前に、レモンを搾るべきなのでしょうか。また、なぜレモンサワーに皮付きのレモンを入れるのでしょうか。東京都と千葉県で飲食店を展開するワラカド(千葉県船橋市)の小堀敏郎マネジャーに聞きました。
レモン汁を加えるケースも
Q.そもそも、「レモンサワー」はどのように作るのでしょうか。
小堀さん「店によって異なりますが、基本的に蒸留酒と炭酸水、レモン、業務用のレモン汁を使って作ります。当社が運営する店舗の場合、甲類焼酎を炭酸で割った後、搾ったレモンの果汁と皮のほか、レモン汁を加えています。
店によって異なるというのは、主に『客単価』によって違うということです。レモンサワーを500円以下で販売している店は、『レモンサワーのもと』を炭酸で割って作るケースがほとんどです。反対に、こだわりのある専門店の中には、焼酎ではなくジンやウオッカを割って作る店もあります」
Q.飲食店でレモンサワーを注文すると、皮付きのレモンがグラスに入った状態で運ばれることがあります。この場合、飲む前にレモンを取り出して搾った方がよいのでしょうか。
小堀さん「先述のように、飲食店がレモンサワーを作るときは、基本的にレモンの果汁だけでなく、『レモン汁』も加えるケースがほとんどなので、味は十分に付いています。手が汚れるので、搾らずにそのまま飲みましょう」
Q.レモンサワーに皮付きのレモンを入れるのはなぜでしょうか。
小堀さん「レモンサワーに皮付きのレモンを入れる一番の理由は、『見栄え』をよくするためです」
Q.皮付きのレモンを加えると、よりおいしくなる飲み物について教えてください。
小堀さん「コーラなど甘みが際立った飲み物に向いています。レモンの酸味と皮の苦みが加わることで、味に奥行きが出ます」
(オトナンサー編集部)
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