杉枝真結、全てが挑戦だった映画主演「本格的にお芝居をすることは初めて」

　映画「コネクション」で主演を務める女優の杉枝真結さん。同作は、ルポライターの浅間綾乃（杉枝さん）は、カメラマンの半沢海斗（上田堪大さん）と「裏社会と女子」をテーマに取材をしています。取材では相手から脅されたり、違法行為に巻き込まれたりとトラブルが続出し…女性ルポライターが裏社会の真相に迫っていくサスペンスドラマです。

　オトナンサー編集部では、杉枝さんに単独インタビューを実施。台本の感想や似ているところなどを聞きました。

裏方さんの気持ちに

Q.台本を読まれていかがでしたか。

杉枝さん（以下敬称略）「アンダーグラウンドという、かけ離れた全然知らない世界が飛び込んできました。知らない世界なので、私はこれを演じられるのか、どうなるのだろうと思いました。1本の映画ですが、6つのエピソードから成り立っているので、サクサク読めました。この作品を見た後、そんな世界が広がっているのかなというワクワク感があり、新鮮でした。知らない世界なのに共感しているところがありました」

Q.普段は取材される側ですが、取材する側を演じていかがでしたか。

杉枝「取材していただく立場だったので、新鮮でした。取材相手はいろいろなキャラクターがいて、年齢もバラバラ、立場も全然違う方たちです。取材する方は普段、こんなふうにお話を聞いてくださるんだと分かったこともあります。年下の女の子にはこう取材しようとか、暴力団の方たちには、怖いけど話もしてもらいたいから、こういう姿勢で聞こうとか、演じていて裏方さんの気持ちになりました」

Q.取材する側にも興味を持ちましたか。

杉枝「面白そうだと思いました。人から話を聞いて、インプットを深めるのは楽しかったです。仕事柄アウトプットは多いんですが、インプットする時間は作ろうとしないとできないので、チャレンジしていきたいと思いました」

Q.役と似ているところはありましたか。

杉枝「気になったことに対し、どんどん進んでいくところは共感できるところで、私も分からない世界には怖がらず飛び込んでしまいます。新しい仕事に挑戦することは、綾乃のように知らない世界へ飛び込んでいくところと似ていると思います。私生活が質素なところも似ているなと思いました。プライベートはすごく控えめなので（笑）」

Q.取材してみたい業界はありますか。

杉枝「料理をするのが好きなので、農家さんのお話を聞きたいです。各地のおいしいものを取り寄せているので、コロナが落ち着いたら現地に行って話を聞きたいです。レギュラーのラジオの番組でグルメについて取材することが多く、畑にお邪魔することもあります。自分が食べているものが、どんなふうにできているのか知るのが面白いので、深掘りしてみたいです」

Q.役作りにしたことを教えてください。

杉枝「共感できる部分が多かったので、そこから役を膨らませていきました。妹がいる設定ですが、私自身は一人っ子なので、その辺りは兄弟がいたらどう接するかなと考えました。年上の先輩たちと関わるときのギャップが、かわいらしいと感じました。見ていただける方にも綾乃のかわいらしさが伝わればいいなと思いました」

Q.一番の挑戦はどんなことでしたか。

杉枝「正直に言うと全てです（笑）本格的にお芝居をすることは初めてなので、それが一番でした。経験は浅いけど、それを乗り越えて対等にお芝居させていただくことができました。この期間、浅間綾乃として生きることが挑戦でした」

Q.リフレッシュにしていることはありますか。

杉枝「料理をするのが好きです。実家暮らしのときに祖父母も一緒だったので、和食ばかり食べてきました。お笑い番組を見ながら食べるのが好きです」

映画「コネクション」は2月25日から池袋シネマ・ロサほか全国公開。

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