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スケーターのリアル描く「STAND STRONG」 監督&Pに聞く、スケートボードの魅力

映画「STAND STRONG」の菊池久志監督と岡田晋プロデューサーに、映画製作の経緯や4人のパフォーマンス、スケートボードの魅力などを聞きました。

(左から)岡田晋プロデューサー、菊池久志監督
(左から)岡田晋プロデューサー、菊池久志監督

 映画「STAND STRONG」の菊池久志監督と岡田晋プロデューサー。同作は、K(中田海斗さん)、RYO(佐川涼さん)、CHEN(松本崇さん)、DAISAKU(日高大作レイさん)の4人はスケートチーム「CRASHER」を結成し、各地のスケートスポットやイベントへ精力的に繰り出します。彼らの活動はスケーターたちの間で徐々に広まりますが、KとRYOが憧れのスケートブランド「ELEMENT」からスポンサーの誘いを受けたことから、4人の関係が壊れていく青春群像劇です。

 オトナンサー編集部では、菊池監督と岡田プロデューサーに単独インタビューを実施。映画製作の経緯や4人のパフォーマンス、スケートボードの魅力などを聞きました。

「4人にどれだけ芝居をさせないか」

Q.映画製作のきっかけを教えてください。

岡田さん(以下敬称略)「もともと、僕がスケートボードのサイトで自伝を書いていて、そのスピンオフとして書いた読み切りのお話が、今回の話の原案になります。それから、知り合いだった菊池監督と映画を作ることになりました」

Q.中田海斗さん、佐川涼さん、松本崇さん、日高大作レイさんのパフォーマンスはいかがでしたか。

菊池監督(同)「彼らは俳優でもないので、僕が心掛けたのは4人にどれだけ芝居をさせないかでした。セリフは作りましたが、言い方は彼らに任せました。パフォーマンスを上げるためにしたことは、彼らのモチベーションを維持することです。スケーターのリアルな青春群像劇を描きたかったので、そこはできたのかなと思います」

岡田「もともと、スケートボードがうまい人たちを集めてきたので、期待していたパフォーマンスを見せてくれました」

Q.スケートボードの魅力を教えてください。

菊池「『スケートボードって何だ?』の答えとして、この映画を作りました。ファッションという人もいれば、生きざまという人もいるし、スポーツという人もいます。そういう複雑なところが魅力です」

岡田「僕は身近すぎて、聞かれたときに答えられないんですよ。どう説明したら相手に伝わるのか考えています。スケーターとしての基盤があり、プロの演出家である菊池監督と、この作品で表現できたと思います」

Q.4人のどんな姿を撮りたかったのでしょうか。

菊池「雨が降ったらスケートボードができません。水とスケートボードは同居できないんですよ。だから、スケーターを水に沈めるシーンを撮りました。世界中で誰も表現していないので、撮りたいと思っていました。これは脚本から入れていました。他には、彼らがストリートにいるところを撮りたいと思いました」

Q.撮影で難しかったショットはありますか。

岡田「特になかったです。菊池監督はスケーターだったので、どの角度から、どの瞬間に撮ったらいいか分かってるんですよ。マスメディアは分かってないんですよね。批判するわけではありませんが、彼らが撮影するときはポイントじゃないところでスローで何回も見せますが、プロのスケーターは『そこじゃない』と感じます。

僕はそういうことはしたくなかったんですよ。それができるのは菊池監督しかいませんでした」

菊池「今まで、自分が演出家として培ってきたミュージックビデオ(MV)やCM撮影でもそういうことがあって、MVは音楽を分からない人が撮るとおかしなことになります」

Q.映画とMVやCMの撮影は違いますか。

菊池「MVとCMも違うんですよ。だから、この映画を編集しているとき、15秒CMや30秒CMがつなげられなくなりました(笑)でも、勉強になりました。いつもしている、CMやMVの延長での作品ではないので、初監督作品がこういう作品なのは珍しいと思います。次はスケーターの話なんだけど、スケートボードに乗らない恋愛映画を撮りたいですね(笑)」

 映画「STAND STRONG」は全国公開中。

(オトナンサー編集部)

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