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浅田真央さんが生み出した「経済効果」はどれくらいか

桁違いに優れている「資本回転率」

 江頭さんによると、経済効果にも“良し悪し”があり、それは「資本回転率」によって表されます。

 たとえば東京マラソンは、33億円の運営費で328億円と、およそ10倍の経済波及効果を生んでおり、「体育館を造るよりも短期間で効果的だと考えられています」。

 浅田さんの場合、事業費(運営費)については、「所得」が資本に該当すると考えます。所得を、優勝賞金や出場給、タレント収入を含めて「1億円」とすると、「2016~2017シーズン」(経済効果30億円)の資本回転率は30倍、「2013~2014シーズン」(同60億円)は60倍で「桁違いに優れていると言えるでしょう」。

 その理由について、江頭さんは以下のように指摘します。

「浅田さんが『ヒーロー』だったことです。21世紀以降、ヒーローはスポーツ選手、宇宙飛行士、ノーベル賞受賞者にしかいません。経済界の孫正義さんはヒーローではありませんが、イチローや浅田さんはヒーローです」

「浅田さんは、世界を相手に戦い、20代女性の目標となりました。ひたむきな努力はもちろん、パフォーマンスの間に見せる涙や笑顔も多くの共感を呼びました。新聞の一面を浅田さんが飾れば、駅売店の販売部数が伸び、番組の視聴率が上がる、そしてフィギュアに無関心の人が『浅田真央』の名前とパフォーマンスを知る循環が生まれました」

 今後は「プロ転向」が報じられている浅田さん。これまでは、年8回だった大会が20回以上に増える可能性があり、またアイスショーで、荒川静香さんや安藤美姫さんらと共演が実現すれば、ファンがアイスショーにスイッチする可能性もあるそうです。

(オトナンサー編集部)

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